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附子
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ぶし
ふりがな文庫
“
附子
(
ぶし
)” の例文
「これは驚いた、これほどの猛毒は、日本はもとより
唐天竺
(
からてんぢく
)
にも聞いたことがない。
附子
(
ぶし
)
や
鴆
(
ちん
)
と言つたところで、これに比べると知れたものだ」
銭形平次捕物控:011 南蛮秘法箋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
東洋では
鍼術
(
しんじゅつ
)
を行うが、これはほとんど無効らしい。純粋薬物療法として、
枹木子
(
ほうぼくし
)
、天雄、烏頭、
附子
(
ぶし
)
、狼毒、石灰を用いるが、これは一層
験
(
きき
)
めがない
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
巴豆
(
はづ
)
といひ
附子
(
ぶし
)
といふも皆是薬、
障礙
(
しやうげ
)
の
悪神
(
あくじん
)
毘那耶迦
(
びなやか
)
も本地は
即
(
すなはち
)
毘盧沙那如来
(
びるしやなによらい
)
、此故に
耆婆
(
きば
)
眼
(
まなこ
)
を開けば尽大地の草木、
保命
(
ほうみやう
)
の霊薬ならぬも無く、
仏陀
(
ぶつだ
)
教を垂るれば
遍虚空
(
へんこくう
)
の
鬼刹
(
きせつ
)
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
「これは驚いた、これほどの猛毒は、日本はもとより
唐天竺
(
からてんじく
)
にも聞いたことがない。
附子
(
ぶし
)
や
鴆
(
ちん
)
といったところで、これに比べると知れたものだ」
銭形平次捕物控:011 南蛮秘法箋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
石見銀山の
鼠取
(
ねずみと
)
りを酒で呑んで、一緒に死ぬ気でいましたがいざとなって石見銀山が手に入らなかったので、本郷三丁目の
生薬屋
(
きぐすりや
)
で、
附子
(
ぶし
)
を買って来て酒に入れ
銭形平次捕物控:122 お由良の罪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「本郷三丁目の生薬屋じゃ、お関へ
附子
(
ぶし
)
なんか売らないって言っていますよ」
銭形平次捕物控:122 お由良の罪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“附子”の意味
《名詞》
「付子」の別表記。
(出典:Wiktionary)
“附子”の解説
『附子』(ぶす)とは、狂言の曲目の一つ。小名狂言に分類される。
(出典:Wikipedia)
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“附子”で始まる語句
附子矢