“鴆”の読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ちん100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これは驚いた、これほどの猛毒は、日本はもとより唐天竺からてんぢくにも聞いたことがない。附子ぶしちんと言つたところで、これに比べると知れたものだ」
「これは驚いた、これほどの猛毒は、日本はもとより唐天竺からてんじくにも聞いたことがない。附子ぶしちんといったところで、これに比べると知れたものだ」
ば、苦桃にかもゝ岩角いはかどこし打懸うちかけ、ちん
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ちん羽扇はおうぎにてさしまねき、に頼もしき
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
盃も酒も、見たところ何の變りも無いが、この盃の一つは唯の酒で、一方には飮んだら必ず死ぬといふ猛毒が入つて居るのだ。——貴公も知つて居るであらう、凉庵先生は先年長崎へ行かれた時、紅毛人の手から、ちんに百倍するといふ毒を求めて持つて來られた。
なるほどわしは人間として得べきだけの福禄は得たけれど、得れば得るほど尚得たいという望蜀の念に攻められて安穏の日とては一日もない。そしてわしには敵がある。兇刃、ちん毒、拳銃の類が四方八方から取り巻いている。そして私には死んだ人々の怨霊が日夜憑ついていて安らかな眠りを妨げる。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それはね……そのラマンさんという和蘭オランダ人のお医者の話によると、ジキタリスという草を、何とかいうむつヶしい名前の石と一緒に煮詰めた昔から在る毒薬で、支那人が大切にする『ちんの羽根』と『猫の頭』と『虎の肝臓きも』と『狼のよだれ』という四つの毒薬のうちで『鴆の羽根』という白い粉と、おんなじものになっているんですってよ。
鉄鎚 (新字新仮名) / 夢野久作(著)