“鼠取”の読み方と例文
読み方割合
ねずみと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お勘殺しの下手人だ、——いや、それよりも、十次郎様に上げた菓子へ、岩見銀山の鼠取ねずみとり薬を仕込んだのは手前てめえだ」
よくよく聞いて見ると鼠取ねずみとりの薬を売りに来たのだそうです。鼠のいたずらもので人間のいたずらものではないというのでやっと安心したくらいのものである。
道楽と職業 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
石見銀山の鼠取ねずみとりを酒で呑んで、一緒に死ぬ気でいましたがいざとなって石見銀山が手に入らなかったので、本郷三丁目の生薬屋きぐすりやで、附子ぶしを買って来て酒に入れ