“鍼術”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんじゅつ50.0%
しんじゆつ25.0%
はり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東洋では鍼術しんじゅつを行うが、これはほとんど無効らしい。純粋薬物療法として、枹木子ほうぼくし、天雄、烏頭、附子ぶし、狼毒、石灰を用いるが、これは一層ききめがない
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
さし出し城富に遣はして此後折々我が屋敷やしきへも參るべしとてあつれいのべければ是よりして味岡あぢをかの方へも出入をなせしが鍼術しんじゆつに於ては大いにめう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此の者は越中国えっちゅうのくに射水郡いみずごおり高岡の町医の忰で、身持放埓ほうらつのため、親の勘当を受け、二十歳はたちの時江戸に来て、ある鍼医はりいの家の玄関番に住込み、少しばかり鍼術はりを覚えたので、下谷金杉村かなすぎむらに看板をかけ
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)