“鍼先”の読み方と例文
読み方割合
はりさき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手をきよめに前夜雨戸をあくれば、鍼先はりさきを吹っかくる様な水気すいきが面をって、あわてゝもぐり込む蒲団の中でも足の先がちぢこまる程いやにつめたい、と思うと明くる朝は武蔵野一面の霜だ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)