“しんじゅつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
賑恤25.0%
鍼術25.0%
心術12.5%
申述12.5%
神術12.5%
針術12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この事実は『賑恤しんじゅつは慈善に非ず』Giving Alms no Charity. と題する議会建白書の中でダニエル・ドゥ・フォウがはっきりと述べているところである。
奉「玄石其の方儀、半右衞門妻柳より金百両を貰い受け、半右衞門を鍼術しんじゅつにて殺害に及びし段、不届に付死罪申付くべきの処、格別の御慈悲をもって十四年遠島を申付くる、有難う心得ませい」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
美的な放恣ほうし、つつましやかな自由、それはどうあるべきかと追求されてもこまるけれど、とにかく以上の字義どおりいずれの女性も心術しんじゅつとしてしい、結果はおのずから達成せられるでありましょう。
女性の不平とよろこび (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
なるほど、それは痛快であろうも、それを言って退けると、生優なまやさしいことではすまなくなる。不実の申述しんじゅつをして裁判を進行結審せしめた廉で、違警罪に問われて監獄に繋がれねばならない。
湖畔 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
あるときは、ほとんどあやうかったところをのがれられてぎゃく敵軍てきぐんおとしいれられたこと、あるときは、おも病気びょうきにかかられたのを、神術しんじゅつ使つか巫女みこあらわれて
北海の白鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「やっぱりせんの気味でごわしょう。こうした陽気では冷込みますからナ」と言いながら針医は手にした針術しんじゅつの道具を持って岸本の側へ寄った。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)