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だらし
ふりがな文庫
“だらし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
乱次
53.8%
亂次
15.4%
節制
7.7%
秩序
7.7%
体裁
7.7%
検束
7.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乱次
(逆引き)
事によると
乱次
(
だらし
)
のない父親の愛情がさうさせたものらしい、子供にしては可愛気のない
矜
(
ほこ
)
りのやうなものが、産れつきの剛情と一つになつて
チビの魂
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
だらし(乱次)の例文をもっと
(7作品)
見る
亂次
(逆引き)
で、
町
(
まち
)
では
病院
(
びやうゐん
)
の
這麼有樣
(
こんなありさま
)
を
知
(
し
)
らぬのでは
無
(
な
)
く、一
層
(
そう
)
棒大
(
ぼうだい
)
にして
亂次
(
だらし
)
の
無
(
な
)
いことを
評判
(
ひやうばん
)
してゐたが、
是
(
これ
)
に
對
(
たい
)
しては
人々
(
ひと/″\
)
は
至
(
いた
)
つて
冷淡
(
れいたん
)
なもので、
寧
(
むし
)
ろ
病院
(
びやうゐん
)
の
辯護
(
べんご
)
をしてゐた
位
(
くらゐ
)
。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
だらし(亂次)の例文をもっと
(2作品)
見る
節制
(逆引き)
彼
(
かれ
)
には
庭
(
には
)
の
節制
(
だらし
)
のない
騷
(
さわ
)
ぎの
聲
(
こゑ
)
が
其
(
そ
)
の
耳
(
みゝ
)
を
支配
(
しはい
)
するよりも
遠
(
とほ
)
く
且
(
かつ
)
遙
(
はるか
)
な
闇
(
やみ
)
に
何物
(
なにもの
)
をか
搜
(
さが
)
さうとしつゝあるやうに
只
(
たゞ
)
惘然
(
ばうぜん
)
として
居
(
ゐ
)
るのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
威勢
(
ゐせい
)
よく
成
(
な
)
つた
老人等
(
としよりら
)
は
赤
(
あか
)
い
胴
(
どう
)
の
太鼓
(
たいこ
)
を
首筋
(
くびすぢ
)
から
胸
(
むね
)
へ
吊
(
つ
)
つて、だらり/\と
叩
(
たゝ
)
いて
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
つと
足
(
あし
)
もと
手
(
て
)
もと
節制
(
だらし
)
なくなつた
凡
(
すべ
)
てが
後
(
あと
)
から/\と、
殊
(
こと
)
に
婆
(
ばあ
)
さん
等
(
ら
)
は
騷
(
さわ
)
ぎながら
跟
(
つい
)
て
出
(
で
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
だらし(節制)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
秩序
(逆引き)
それだのに早くから文学に
陥
(
はま
)
って始終空想の
中
(
うち
)
に
漬
(
つか
)
っていたから、人間がふやけて、
秩序
(
だらし
)
がなくなって、真面目になれなかったのだ。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
従って
何程
(
なにほど
)
古手の思想を積んで見ても、木地の吾は
矢張
(
やっぱり
)
故
(
もと
)
のふやけた、
秩序
(
だらし
)
のない、
陋劣
(
ろうれつ
)
な吾であった。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
だらし(秩序)の例文をもっと
(1作品)
見る
体裁
(逆引き)
兎も角もそんな
体裁
(
だらし
)
ない風をして雨の中を歩く奴があるものか、待て待て、俺が始末をして遣ると、背後から手を伸して
其
(
そ
)
の
後褄
(
うしろづま
)
を引あげ、裳をクルリと捲る途端にピカリ
河童小僧
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
だらし(体裁)の例文をもっと
(1作品)
見る
検束
(逆引き)
毛の多い、真黒な髪を無造作に束ねて、垢染みた
衣服
(
きもの
)
に細紐の
検束
(
だらし
)
なさ。野良稼ぎもしないから手は荒れてなかつたけれど、踵は嘗て洗つた事のない程黒い。私が入つて行くと
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
だらし(検束)の例文をもっと
(1作品)
見る
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