トップ
>
節制
>
だらし
ふりがな文庫
“
節制
(
だらし
)” の例文
彼
(
かれ
)
には
庭
(
には
)
の
節制
(
だらし
)
のない
騷
(
さわ
)
ぎの
聲
(
こゑ
)
が
其
(
そ
)
の
耳
(
みゝ
)
を
支配
(
しはい
)
するよりも
遠
(
とほ
)
く
且
(
かつ
)
遙
(
はるか
)
な
闇
(
やみ
)
に
何物
(
なにもの
)
をか
搜
(
さが
)
さうとしつゝあるやうに
只
(
たゞ
)
惘然
(
ばうぜん
)
として
居
(
ゐ
)
るのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
威勢
(
ゐせい
)
よく
成
(
な
)
つた
老人等
(
としよりら
)
は
赤
(
あか
)
い
胴
(
どう
)
の
太鼓
(
たいこ
)
を
首筋
(
くびすぢ
)
から
胸
(
むね
)
へ
吊
(
つ
)
つて、だらり/\と
叩
(
たゝ
)
いて
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
つと
足
(
あし
)
もと
手
(
て
)
もと
節制
(
だらし
)
なくなつた
凡
(
すべ
)
てが
後
(
あと
)
から/\と、
殊
(
こと
)
に
婆
(
ばあ
)
さん
等
(
ら
)
は
騷
(
さわ
)
ぎながら
跟
(
つい
)
て
出
(
で
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
彼等
(
かれら
)
は
孰
(
いづ
)
れも、まだぐつすりと
眠
(
ねむ
)
つて
居
(
ゐ
)
る
家族
(
かぞく
)
の
者
(
もの
)
には
竊
(
そつ
)
と
支度
(
したく
)
をして、
動
(
うご
)
けぬ
程
(
ほど
)
褞袍
(
どてら
)
を
襲
(
かさ
)
ねて
節制
(
だらし
)
なく
紐
(
ひも
)
を
締
(
し
)
めて、
表
(
おもて
)
の
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けるとひやりとする
曉
(
あけ
)
近
(
ちか
)
い
外氣
(
ぐわいき
)
に
白
(
しろ
)
い
息
(
いき
)
を
吹
(
ふ
)
きながら
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“節制”の意味
《名詞》
節制(せっせい)
食事量や飲酒・喫煙の量などについて、度を越えないようにすること。控え目にすること。
(context、dated)規律正しく統制がとれていること。
(出典:Wiktionary)
“節制”の解説
節制(せっせい、el: σωφροσύνη, la: temperantia, en: temperance)とは、古代ギリシア以来の西洋における重要な徳目の1つ。「枢要徳」(四元徳)の1つにも数えられる。
(出典:Wikipedia)
節
常用漢字
小4
部首:⽵
13画
制
常用漢字
小5
部首:⼑
8画
“節”で始まる語句
節
節々
節穴
節句
節会
節奏
節季
節廻
節供
節操