“棒大”の読み方と例文
読み方割合
ぼうだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旧痾きゅうあたちまち再発して上士と下士とその方向をことにするのみならず、針小しんしょうの外因よりして棒大ぼうだいの内患を引起すべきやも図るべからず。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
かく動揺されるときは、さなきだに思慮分別ふんべつじゅくせぬ青年はいよいよ心の衡平こうへいを失い、些事さじをも棒大ぼうだいに思い、あるいは反対に大事を針小しんしょうに誤る傾向がある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
で、まちでは病院びやうゐん這麼有樣こんなありさまらぬのではく、一そう棒大ぼうだいにして亂次だらしいことを評判ひやうばんしてゐたが、これたいしては人々ひと/″\いたつて冷淡れいたんなもので、むし病院びやうゐん辯護べんごをしてゐたくらゐ
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)