“衡平”の読み方と例文
読み方割合
こうへい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かく動揺されるときは、さなきだに思慮分別ふんべつじゅくせぬ青年はいよいよ心の衡平こうへいを失い、些事さじをも棒大ぼうだいに思い、あるいは反対に大事を針小しんしょうに誤る傾向がある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
私の理想はそういう衡平こうへいを失した顛倒てんとう生活の外にあります。私がどうせ一度来る階級闘争なら、それをなるべく早く穏和な方法で通過させたいと望むのはこれがためです。
階級闘争の彼方へ (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)