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棒鱈
ふりがな文庫
“棒鱈”の読み方と例文
読み方
割合
ぼうだら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼうだら
(逆引き)
うす汚ないじじいが、宅の玄関先に
棒鱈
(
ぼうだら
)
のようにぶら下っているのを、五歳になったばかりの私も、人々のうしろからのぞいて見ました。
遺産
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
四本であるけばそれだけはかも行く訳だのに、いつでも二本ですまして、残る二本は到来の
棒鱈
(
ぼうだら
)
のように手持無沙汰にぶら下げているのは馬鹿馬鹿しい。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
停年でやめた大学教授でさ、いいかい、カサカサの乾パンでさ、おまけに学のある
棒鱈
(
ぼうだら
)
ときている。
ワーニャ伯父さん:――田園生活の情景 四幕――
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
棒鱈(ぼうだら)の例文をもっと
(8作品)
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“棒鱈”の解説
棒鱈(ぼうだら)とは、日本のマダラの干物のこと。日持ちしないタラを流通させるために、古くから加工されてきた保存食である。主に煮物に用いられ、ほろほろとした食感と独特の風味に特徴がある。干鱈(ひだら)とも呼ぶ。北欧でもよく似た見た目のタラの干物が作られており、中でも塩漬け干物は輸出先のポルトガルやスペインのバスク地方などではバカラオと呼ばれている。
(出典:Wikipedia)
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
鱈
漢検準1級
部首:⿂
22画
“棒”で始まる語句
棒
棒杭
棒縞
棒立
棒切
棒鼻
棒手振
棒片
棒頭
棒組
“棒鱈”のふりがなが多い著者
梶井基次郎
水上滝太郎
アントン・チェーホフ
泉鏡花
夏目漱石
海野十三