“棒組”の読み方と例文
読み方割合
ぼうぐみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中学時代に私の棒組ぼうぐみに野球に凝って落第ばかりしているニキビ野郎があって、無闇に下級生の「ヨカ稚児ちご」ばかり追っ駆け廻していた。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
そんでもお内儀かみさん、わしや卯平うへいことみじめせてんのが他人ひとのこつても忌々敷いめえましいんでさ、わしや血氣けつきころから卯平うへいたあ棒組ぼうぐみ仕事しごともしたんでがすが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
例せばタナの王は海賊と棒組ぼうぐみで、インド往きの船に多少の馬を積まぬはないから、馬さえ己に献ずれば他の積み荷は一切汝らに遣ると、結構な仰せに、海賊ども雀躍こおどりして外船を侵掠した。