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棒組
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ぼうぐみ
ふりがな文庫
“
棒組
(
ぼうぐみ
)” の例文
中学時代に私の
棒組
(
ぼうぐみ
)
に野球に凝って落第ばかりしているニキビ野郎があって、無闇に下級生の「ヨカ
稚児
(
ちご
)
」ばかり追っ駆け廻していた。
ナリン殿下への回想
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
そんでもお
内儀
(
かみ
)
さん、わしや
卯平
(
うへい
)
ことみじめ
見
(
み
)
せてんのが
他人
(
ひと
)
のこつても
忌々敷
(
いめえましい
)
んでさ、わしや
血氣
(
けつき
)
の
頃
(
ころ
)
から
卯平
(
うへい
)
たあ
棒組
(
ぼうぐみ
)
で
仕事
(
しごと
)
もしたんでがすが
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
例せばタナの王は海賊と
棒組
(
ぼうぐみ
)
で、インド往きの船に多少の馬を積まぬはないから、馬さえ己に献ずれば他の積み荷は一切汝らに遣ると、結構な仰せに、海賊ども
雀躍
(
こおどり
)
して外船を侵掠した。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
朝から晩まで弁当持参で
球
(
たま
)
ばかり磨いている。これも
棒組
(
ぼうぐみ
)
だ。第三にと……迷亭? あれはふざけ廻るのを天職のように心得ている。全く陽性の気狂に相違ない。第四はと……金田の妻君。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
下
(
おろ
)
し
棒組
(
ぼうぐみ
)
と
咄
(
はな
)
しけるは只今龜屋方の
挨拶
(
あいさつ
)
に
昨夜
(
ゆうべ
)
の女客の今朝早く出立せしとは
不審
(
ふしん
)
なり殊に亭主の
顏色
(
かほいろ
)
といひ何共
合點
(
がてん
)
の
行
(
ゆか
)
ぬ事なりと
咄
(
はなし
)
居
(
ゐ
)
る處へ江戸の方より十人
計
(
ばかり
)
の男の
羽織
(
はおり
)
股引
(
もゝひき
)
にて旅人とも見えず
然
(
さり
)
とて又近所の者には
非
(
あら
)
ずと見ゆるが
息
(
いき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
なすにぞ彦三郎差つけながら内々にて
御尋
(
おたづね
)
申
度事
(
たきこと
)
有
(
あ
)
つて
參上
(
さんじやう
)
仕つりしなり助十樣の御名は
承
(
うけた
)
まはり候へども
貴君
(
あなた
)
の御名は未だ
承
(
うけた
)
まはり申さず何と申され候やと問ば私は助十が
棒組
(
ぼうぐみ
)
權三と申者御用も御座らば
仰聞
(
おほせきけ
)
られよと申に若年ながら彦三郎は發明故見れば
見苦敷
(
みぐるしく
)
如何
(
いか
)
にも
貧窮
(
ひんきう
)
の樣子なれば
金子
(
きんす
)
一分を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
組
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
“棒組”で始まる語句
棒組々々