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見苦敷
読み方 | 割合 |
みぐるしき | 66.7% |
みぐるしく | 33.3% |
番頭は四郎右衞門が
見苦敷姿を見て
古へを思へば氣の
毒に心得奧へ通しけるに三郎兵衞は若い者を
「大阪の城堀埋り、本丸
許りにて浅間と成り、
見苦敷体にて御座候との沙汰にて御座候」
なすにぞ彦三郎差つけながら内々にて
御尋申
度事有つて
參上仕つりしなり助十樣の御名は
承まはり候へども
貴君の御名は未だ
承まはり申さず何と申され候やと問ば私は助十が
棒組權三と申者御用も御座らば
仰聞られよと申に若年ながら彦三郎は發明故見れば
見苦敷如何にも
貧窮の樣子なれば
金子一分を