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『みずぐるま』
ふりがな文庫
『
みずぐるま
(
)
』
明和五年の春二月。——三河のくに岡崎城下の西のはずれにある光円寺の境内で、「岩本新之丞一座」というのが掛け小屋の興行をした。弘田和次郎は友人の谷口修理にさそわれて、或る日それを見物にいった。弘田家は六百五十石の老職で、家柄は国許の交代次席家 …
著者
山本周五郎
初出
「面白倶楽部」大日本雄辯會講談社、1954(昭和29)年5月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約55分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間31分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
喰
(
た
)
定
(
きま
)
袴
(
ばかま
)
晒
(
さらし
)
躾
(
しつ
)
訊
(
たず
)
皺
(
しわ
)
薙刀
(
なぎなた
)
蓆
(
むしろ
)
膝
(
ひざ
)
脆
(
もろ
)
究竟
(
くっきょう
)
祟
(
たた
)
睨
(
にら
)
眩
(
まぶ
)
袷
(
あわせ
)
痩
(
や
)
疋
(
ぴき
)
狡猾
(
こうかつ
)
狡
(
ずる
)
煽
(
あお
)
煙管
(
きせる
)
灰燼
(
かいじん
)
溢
(
あふ
)
毬
(
まり
)
毀
(
こわ
)
躓
(
つまず
)
高塀
(
たかべい
)
駕籠
(
かご
)
饒舌
(
しゃべ
)
飴玉
(
あめだま
)
顎
(
あご
)
頸
(
くび
)
頷
(
うなず
)
逞
(
たくま
)
軽蔑
(
けいべつ
)
躯
(
からだ
)
袂
(
たもと
)
跼
(
かが
)
跨
(
また
)
赤樫
(
あかがし
)
賑
(
にぎ
)
訊
(
き
)
覗
(
のぞ
)
襷
(
たすき
)
襖
(
ふすま
)
束脩
(
そくしゅう
)
吊
(
つ
)
固唾
(
かたず
)
囃
(
はや
)
囁
(
ささや
)
噂
(
うわさ
)
喝采
(
かっさい
)
喘
(
あえ
)
喉
(
のど
)
啼
(
な
)
呟
(
つぶや
)
呉
(
く
)
国許
(
くにもと
)
吃
(
ども
)
却
(
かえ
)
卑怯
(
ひきょう
)
半刻
(
はんとき
)
凄
(
すご
)
儲
(
もう
)
倦怠
(
けんたい
)
俯向
(
うつむ
)
侘
(
わび
)
伴
(
つ
)
拳
(
こぶし
)
梯子
(
はしご
)
仰
(
おっ
)
朝餉
(
あさげ
)
曲輪
(
くるわ
)
昂奮
(
こうふん
)
旅籠
(
はたご
)
撫
(
な
)
揃
(
そろ
)
捧
(
ささ
)
挫
(
くじ
)
此処
(
ここ
)
折檻
(
せっかん
)
慥
(
たし
)
惚気
(
のろけ
)
悪戯
(
いたずら
)
恢復
(
かいふく
)
己惚
(
うぬぼ
)
屹
(
きっ
)
家扶
(
かふ
)
妾
(
めかけ
)
外濠
(
そとぼり
)