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餓死
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うゑじに
ふりがな文庫
“
餓死
(
うゑじに
)” の例文
此
(
この
)
大漁獲
(
だいりよう
)
があつたので、
明日
(
あす
)
からは
餓死
(
うゑじに
)
の
心配
(
しんぱい
)
はないと
思
(
おも
)
ふと、
人間
(
にんげん
)
は
正直
(
せうじき
)
なもので、
其
(
その
)
夜
(
よ
)
の
夢
(
ゆめ
)
はいと
安
(
やす
)
く、
朝
(
あさ
)
の
寢醒
(
ねざめ
)
も
何時
(
いつ
)
になく
胸
(
むね
)
穩
(
おだやか
)
であつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
山畠
(
やまはたけ
)
にかけがへのない
稲
(
いね
)
が
腐
(
くさ
)
つては、
餓死
(
うゑじに
)
でござりまする、
総領
(
さうりやう
)
の
私
(
わし
)
は一
番
(
ばん
)
の
働手
(
はたらきて
)
、かうしては
居
(
を
)
られませぬから、と
辞
(
ことわり
)
をいつて、やれ
泣
(
な
)
くでねえぞ
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
この
苧纑
(
をがせ
)
商人、
或時
(
あるとき
)
余
(
よ
)
が
俳友
(
はいいう
)
の家に
逗留
(
とうりう
)
の
話
(
はなし
)
に
件
(
くだん
)
の事を
語
(
かた
)
り
出
(
いだ
)
し、
彼時
(
かのとき
)
我六百の銭を
惜
(
をし
)
み焼飯を
買
(
かは
)
ずんば、
雪吹
(
ふゞき
)
の
中
(
うち
)
に
餓死
(
うゑじに
)
せんことかの
農夫
(
のうふ
)
が如くなるべし
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
サア、縛つてくれ、
磔刑
(
はりつけ
)
にでも
火焙
(
ひあぶ
)
りにでもしてくれ、——その代り、萬一俺の母親が
餓死
(
うゑじに
)
するやうな事があつたら、俺は死んだつてお前達を
安穩
(
あんのん
)
には置かないぞ
銭形平次捕物控:100 ガラツ八祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
其
(
その
)
物吝
(
ものをし
)
みが
甚
(
いか
)
い
損失
(
そんしつ
)
。
折角
(
せっかく
)
の
美
(
うつく
)
しさも、
其
(
その
)
偏屈
(
へんくつ
)
ゆゑに
餓死
(
うゑじに
)
をして、
其
(
その
)
美
(
うつく
)
しさを
子孫
(
しそん
)
には
能
(
よ
)
う
傳
(
つた
)
へぬ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
いまさき、自分で
餓死
(
うゑじに
)
しようと考へたのは、なんとそら恐ろしいことだ。それは、確かに罪惡だ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
貴様等を今日乞食にしようと、
餓死
(
うゑじに
)
させようと、我が方寸にあることを知らないか——軍人の卑劣とは聞き棄てならぬ一言だ——貴様の大事な篠田の受売だらう、見とれ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
も
遣込
(
つかひこみ
)
殘
(
のこ
)
り少なに成ける程に心は
彌猛
(
やたけ
)
に思へども
猶
(
なほ
)
如何に共
爲
(
せん
)
術
(
すべ
)
なく
必竟
(
ひつきやう
)
斯る
難澁
(
なんじふ
)
に及ぶと云も兒の有故身の
振方
(
ふりかた
)
も成ぬなり此上
親子
(
おやこ
)
餓死
(
うゑじに
)
に成行事の
悲
(
かな
)
しさよ
寧
(
いつ
)
そ此子も妻諸共に死んで
呉
(
くれ
)
なば此樣に今の
困苦
(
こんく
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
餓死
(
うゑじに
)
するより仕方がない。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
この
苧纑
(
をがせ
)
商人、
或時
(
あるとき
)
余
(
よ
)
が
俳友
(
はいいう
)
の家に
逗留
(
とうりう
)
の
話
(
はなし
)
に
件
(
くだん
)
の事を
語
(
かた
)
り
出
(
いだ
)
し、
彼時
(
かのとき
)
我六百の銭を
惜
(
をし
)
み焼飯を
買
(
かは
)
ずんば、
雪吹
(
ふゞき
)
の
中
(
うち
)
に
餓死
(
うゑじに
)
せんことかの
農夫
(
のうふ
)
が如くなるべし
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
『はゝゝゝゝ。
酷
(
ひど
)
い
目
(
め
)
に
逢
(
あ
)
つたよ。
然
(
しか
)
しこれで
當分
(
たうぶん
)
餓死
(
うゑじに
)
する
氣遣
(
きづかひ
)
はない。』と
私
(
わたくし
)
は
直
(
たゞ
)
ちに
小刀
(
ナイフ
)
を
取出
(
とりだ
)
した。
勿論
(
もちろん
)
沙魚
(
ふか
)
といふ
魚
(
さかな
)
は
左程
(
さほど
)
美味
(
びみ
)
なものではないが、
此
(
この
)
塲合
(
ばあひ
)
にはいくら
喰
(
く
)
つても
喰足
(
くひた
)
らぬ
心地
(
こゝち
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“餓死”の解説
餓死(がし、en: starvation)とは、食物の摂取を絶たれる(絶つ)ことにより、著しい栄養失調から死亡することを指す。
(出典:Wikipedia)
餓
常用漢字
中学
部首:⾷
15画
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
“餓死”で始まる語句
餓死屍体