“安穩”のいろいろな読み方と例文
新字:安穏
読み方割合
あんのん50.0%
あんをん25.0%
あんおん12.5%
やすらぎ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
サア、縛つてくれ、磔刑はりつけにでも火焙ひあぶりにでもしてくれ、——その代り、萬一俺の母親が餓死うゑじにするやうな事があつたら、俺は死んだつてお前達を安穩あんのんには置かないぞ
始め彼三五郎鴻の巣なる鎌倉屋金兵衞其ほか野州やしう浪人八田掃部三加尻茂助練馬藤兵衞などの菩提ぼだいとぶらひ又元栗橋の隱亡をんばう彌十などの安穩あんをんに歸島致す樣祈祷きたう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
〔譯〕人は皆身の安否あんぴふことを知つて、而かも心の安否を問ふことを知らず。宜しく自ら能く闇室あんしつあざむかざるやいなや、能く衾影きんえいぢざるや否や、能く安穩あんおん快樂くわいらくを得るや否やと問ふべし。
「さうだ、死が來なければ人は眞の安穩やすらぎを得ることは出來ないのだ。」
修道院の秋 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)