“あんのん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
安穏91.1%
安穩8.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祝言さするは、これ眼前まのあたり。ただ、恨めしきは伊右衛門殿。喜兵衛一家の者ども、ナニ、安穏あんのんに置くべきや。思えば思えば、エエ恨めしい。
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
二人が兄弟もただならず、懇意だということを、岡ッ引きに告げてやりゃあ、雪さんだって、安穏あんのんにいられるわけがないんだ——
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
牧場に足らふ安穩あんのんの命に倦みて、すずろかに
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
ひめさへ安穩あんのんなら何事なにごと大事だいじないわい。