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安穩
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あんのん
ふりがな文庫
“
安穩
(
あんのん
)” の例文
新字:
安穏
サア、縛つてくれ、
磔刑
(
はりつけ
)
にでも
火焙
(
ひあぶ
)
りにでもしてくれ、——その代り、萬一俺の母親が
餓死
(
うゑじに
)
するやうな事があつたら、俺は死んだつてお前達を
安穩
(
あんのん
)
には置かないぞ
銭形平次捕物控:100 ガラツ八祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
兄
(
あに
)
じやに
見着
(
みつ
)
かつた
上
(
うへ
)
からは
安穩
(
あんのん
)
に
村
(
むら
)
には
居
(
を
)
られぬ、と
思
(
おも
)
ふと、
寺
(
てら
)
の
和尚
(
をしやう
)
まで
一所
(
いつしよ
)
に
成
(
な
)
つて、
今
(
いま
)
にも
兩親
(
りやうしん
)
をはじめとして、ドヤ/\
押寄
(
おしよ
)
せて
來
(
き
)
さうに
思
(
おも
)
はれ、さすがに
小助
(
こすけ
)
は
慌
(
あわたゞ
)
しく
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
牧場に足らふ
安穩
(
あんのん
)
の命に倦みて、すずろかに
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
姫
(
ひめ
)
さへ
安穩
(
あんのん
)
なら
何事
(
なにごと
)
も
大事
(
だいじ
)
ないわい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
俺は斷つたとも。一應も二應も斷つたが、——十年越の借金を拂つて、母一人を
安穩
(
あんのん
)
に養ふためには、斷つてばかりも居られなかつた。——
口惜
(
くや
)
しいが俺は承知した。
銭形平次捕物控:100 ガラツ八祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
穩
部首:⽲
19画
“安”で始まる語句
安
安堵
安心
安房
安全
安芸
安穏
安土
安否
安宅