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銅貨
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どうくわ
ふりがな文庫
“
銅貨
(
どうくわ
)” の例文
佐賀錦
(
さがにしき
)
の
紙入
(
かみいれ
)
から、
其
(
そ
)
の、ざく/\と
銅貨
(
どうくわ
)
まじりを
扱
(
あつか
)
つた、
岡田夫人
(
をかだふじん
)
八千代
(
やちよ
)
さんの
紙包
(
かみづつ
)
みの、こなしのきれいさを
今
(
いま
)
でも
覺
(
おぼ
)
えて
居
(
ゐ
)
る。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彼
(
かれ
)
は、
火鉢
(
ひばち
)
の
前
(
まへ
)
に
凝然
(
ぢつ
)
として
居
(
ゐ
)
ては
座敷
(
ざしき
)
へ
上
(
あが
)
る
鷄
(
にはとり
)
をしい/\と
逐
(
お
)
ひつつむつゝりとして
居
(
ゐ
)
る
卯平
(
うへい
)
に
小
(
ちひ
)
さな
銅貨
(
どうくわ
)
を
貰
(
もら
)
つては
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
一
銭
(
せん
)
銅貨
(
どうくわ
)
子供
(
こども
)
は
確乎
(
しっかり
)
握
(
にぎ
)
ります
鶴彬全川柳
(新字旧仮名)
/
鶴彬
(著)
燒趾
(
やけあと
)
の
灰
(
はひ
)
から
出
(
で
)
て
青銅
(
せいどう
)
のやうに
變
(
かは
)
つた
銅貨
(
どうくわ
)
はぽつ/\と
燒
(
や
)
けた
皮
(
かは
)
を
殘
(
のこ
)
して
鮮
(
あざや
)
かな
地質
(
ぢしつ
)
が
剥
(
む
)
けて
居
(
ゐ
)
た。
彼
(
かれ
)
はそれを
目
(
め
)
に
近
(
ちか
)
づけて
暫
(
しばら
)
く
凝然
(
ぢつ
)
と
見入
(
みい
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ぐら/\と
來
(
く
)
るか、おツと
叫
(
さけ
)
んで、
銅貨
(
どうくわ
)
の
財布
(
さいふ
)
と
食麺麭
(
しよくパン
)
と
魔法壜
(
まはふびん
)
を
入
(
い
)
れたバスケツトを
追取刀
(
おつとりがたな
)
で、
一々
(
いち/\
)
框
(
かまち
)
まで
飛
(
と
)
び
出
(
だ
)
すやうな
卑怯
(
ひけふ
)
を
何
(
ど
)
うする。……
私
(
わたし
)
は
大
(
おほい
)
に
勇氣
(
ゆうき
)
を
得
(
え
)
た。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
彼
(
かれ
)
は
周圍
(
しうゐ
)
にひよつと
目
(
め
)
を
放
(
はな
)
つた。
彼
(
かれ
)
の
目
(
め
)
に
入
(
い
)
るものは
此
(
これ
)
も一
心
(
しん
)
に
灰
(
はひ
)
の
始末
(
しまつ
)
をして
居
(
ゐ
)
るおつぎの
外
(
ほか
)
にはなかつた。
彼
(
かれ
)
は
銅貨
(
どうくわ
)
を
竊
(
そつ
)
と
竹
(
たけ
)
の
林
(
はやし
)
の
側
(
そば
)
へ
持
(
も
)
つて
行
(
い
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「へーい。」と
奴
(
やつこ
)
が、
包
(
つゝ
)
んだ
包
(
つゝ
)
みを、ひよいと
女
(
をんな
)
の
兒
(
こ
)
に
渡
(
わた
)
しながら、
手
(
て
)
を
引込
(
ひつこ
)
めず、
背後
(
うしろ
)
の
棚
(
たな
)
に、
煮豆
(
にまめ
)
、
煮染
(
にしめ
)
ものなどを
裝並
(
もりなら
)
べた
棚
(
たな
)
の
下
(
した
)
の、
賣溜
(
うりだ
)
めの
錢箱
(
ぜにばこ
)
をグヮチャリと
鳴
(
な
)
らして、
銅貨
(
どうくわ
)
を
一個
(
ひとつ
)
松の葉
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“銅貨”の解説
銅貨(どうか Copper coin)とは、銅を素材として作られた貨幣をいう。
(出典:Wikipedia)
銅
常用漢字
小5
部首:⾦
14画
貨
常用漢字
小4
部首:⾙
11画
“銅貨”で始まる語句
銅貨一枚