“煮豆”の読み方と例文
読み方割合
にまめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煮豆(にまめ)が切れたから、てっか味噌(みそ)を買って来たと云っている。豆腐(とうふ)が五厘高くなったと云っている。裏の専念寺で夕(ゆうべ)の御務(おつと)めをかあんかあんやっている。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「まだ巳刻(よつ)前だよ、良い兄さんが髷節(まげぶし)に埃(ほこ)りを附けて歩く時刻ぢやないよ。それに氣組が大變ぢやないか。叔母さんとこの味噌汁(みそしる)や煮豆(にまめ)ぢや、そんな彈(はづ)みがつくわけはねえ」
かえって少しの光や音や動きやは、その静かさの強みを一層強く思わせる。湿り気(け)を含んだランプの光の下に浮藻(うきも)的生活のわれわれは食事にかかる。佃煮(つくだに)と煮豆(にまめ)と漬菜(つけな)という常式(じょうしき)である。
水籠 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)