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煮豆
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にまめ
ふりがな文庫
“
煮豆
(
にまめ
)” の例文
煮豆
(
にまめ
)
が切れたから、てっか
味噌
(
みそ
)
を買って来たと云っている。
豆腐
(
とうふ
)
が五厘高くなったと云っている。裏の専念寺で
夕
(
ゆうべ
)
の
御務
(
おつと
)
めをかあんかあんやっている。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「まだ
巳刻
(
よつ
)
前だよ、良い兄さんが
髷節
(
まげぶし
)
に
埃
(
ほこ
)
りを附けて歩く時刻ぢやないよ。それに氣組が大變ぢやないか。叔母さんとこの
味噌汁
(
みそしる
)
や
煮豆
(
にまめ
)
ぢや、そんな
彈
(
はづ
)
みがつくわけはねえ」
銭形平次捕物控:150 槍の折れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
かえって少しの光や音や動きやは、その静かさの強みを一層強く思わせる。湿り
気
(
け
)
を含んだランプの光の下に
浮藻
(
うきも
)
的生活のわれわれは食事にかかる。
佃煮
(
つくだに
)
と
煮豆
(
にまめ
)
と
漬菜
(
つけな
)
という
常式
(
じょうしき
)
である。
水籠
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
「へーい。」と
奴
(
やつこ
)
が、
包
(
つゝ
)
んだ
包
(
つゝ
)
みを、ひよいと
女
(
をんな
)
の
兒
(
こ
)
に
渡
(
わた
)
しながら、
手
(
て
)
を
引込
(
ひつこ
)
めず、
背後
(
うしろ
)
の
棚
(
たな
)
に、
煮豆
(
にまめ
)
、
煮染
(
にしめ
)
ものなどを
裝並
(
もりなら
)
べた
棚
(
たな
)
の
下
(
した
)
の、
賣溜
(
うりだ
)
めの
錢箱
(
ぜにばこ
)
をグヮチャリと
鳴
(
な
)
らして、
銅貨
(
どうくわ
)
を
一個
(
ひとつ
)
松の葉
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“煮豆”の解説
煮豆(にまめ)は、ダイズやアズキ、エンドウマメなどの乾燥豆をやわらかく煮た煮物料理のひとつ。
(出典:Wikipedia)
煮
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
豆
常用漢字
小3
部首:⾖
7画
“煮豆”で始まる語句
煮豆屋