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『水籠』
ふりがな文庫
『
水籠
(
みずごもり
)
』
表口の柱へズウンズシリと力強く物のさわった音がする。 この出水をよい事にして近所の若者どもが、毎日いたずら半分に往来で筏を漕ぐ。人の迷惑を顧みない無遠慮なやつどもが、また筏を店の柱へ突き当てたのじゃなと、こう思いながら窓の格子内に立った。も …
著者
伊藤左千夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「ホトヽギス 第十一卷第二號」1907(明治40)年11月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
上
(
あ
)
損
(
ぞん
)
空
(
くう
)
明朝
(
みょうあさ
)
分
(
ぶ
)
籠居
(
こもりい
)
杜絶
(
とぜつ
)
縁
(
えん
)
破
(
わ
)
插
(
はさ
)
妙
(
たえ
)
天馬
(
てんま
)
夜
(
よる
)
苔
(
ごけ
)
圧
(
おさ
)
枝蛙
(
えだがえる
)
気
(
け
)
今日
(
きょう
)
飯櫃
(
おはち
)
臍
(
へそ
)
熱苦
(
あつくる
)
煮豆
(
にまめ
)
炊
(
た
)
生赤
(
なまあか
)
漬菜
(
つけな
)
漕
(
こ
)
満悦
(
まんえつ
)
浮藻
(
うきも
)
浪畔
(
なぐろ
)
活
(
い
)
蟻
(
あり
)
鰻
(
うなぎ
)
鰌
(
どじょう
)
雲泥
(
うんでい
)
隣間
(
となりま
)
闇
(
やみ
)
閉塞
(
へいそく
)
鑵
(
かん
)
鉄瓶
(
てつびん
)
筏
(
いかだ
)
蜂
(
はち
)
蚊帳
(
かや
)
蒲焼
(
かばやき
)
芝居
(
しばい
)
舷
(
ふなばた
)
桶
(
おけ
)
膳
(
ぜん
)
股
(
また
)
佃煮
(
つくだに
)
奢
(
おご
)
境涯
(
きょうがい
)
垣根
(
かきね
)
向島
(
むこうじま
)
十度
(
とたび
)
剣呑
(
けんのん
)
凋衰
(
ちょうすい
)
兵糧
(
ひょうろう
)
寂寞
(
せきばく
)
仮床
(
かりゆか
)
他目
(
よそめ
)
今朝
(
けさ
)
二人
(
ふたり
)
事
(
こと
)
下女
(
げじょ
)
一間
(
ひとま
)
晩餐
(
ばんさん
)
水籠
(
みずごも
)
気色
(
けしき
)
梶棒
(
かじぼう
)
梯子
(
はしご
)
一人
(
ひとり
)
板塀
(
いたべい
)
杭
(
くい
)
景色
(
けしき
)
泡
(
あわ
)
掃除
(
そうじ
)
据
(
す
)
捕
(
と
)
憂
(
う
)
得避
(
えさ
)
後背
(
うしろ
)
常式
(
じょうしき
)