“凋衰”の読み方と例文
読み方割合
ちょうすい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日きょうの景色には静かという趣は少しもない。活動力の凋衰ちょうすいから起こる寂しい心細いというような趣を絵に書いて見たらこんなであろうなどと考える。
水籠 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
そもそも人たる者は、肉体よりも無形たる精神上の或感動は忽ちにして凋衰ちょうすいきたす事多きのみならず、或は死に至る事あり。故に老人に対しては安慰と快楽とを与うるは壮年者の大責任たり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
国勢をして日に月に凋衰ちょうすいせしむるのおそれあるのであります。
国民教育の複本位 (新字新仮名) / 大隈重信(著)