“ちょうすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凋衰42.9%
聴水14.3%
吊垂14.3%
潮水14.3%
長水14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そもそも人たる者は、肉体よりも無形たる精神上の或感動は忽ちにして凋衰ちょうすいきたす事多きのみならず、或は死に至る事あり。故に老人に対しては安慰と快楽とを与うるは壮年者の大責任たり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
金眸は朝よりほらこもりて、ひとうずくまりゐる処へ、かねてより称心きにいりの、聴水ちょうすいといふ古狐ふるぎつねそば伝ひに雪踏みわげて、ようやく洞の入口まで来たり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
原来其方そなたが親の仇敵かたき、ただに彼の金眸のみならず。かれが配下に聴水ちょうすいとて、いと獰悪はらぐろき狐あり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
全くこれはサラサラとした花で、かつ始めから吊垂ちょうすいして咲いているから、仮りに露を帯びたとしても、それがために重た気に見ゆる事はない。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
ただ淡水と潮水ちょうすいとが交錯する平原の大河の水は、冷やかな青に、濁った黄の暖かみを交えて、どことなく人間化ヒュウマナイズされた親しさと、人間らしい意味において、ライフライクな
大川の水 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
しん始皇しこうの時、長水ちょうすい県に一種の童謡がはやった。