“賣溜”のいろいろな読み方と例文
新字:売溜
読み方割合
うりだ50.0%
うりだめ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「へーい。」とやつこが、つゝんだつゝみを、ひよいとをんなわたしながら、引込ひつこめず、背後うしろたなに、煮豆にまめ煮染にしめものなどを裝並もりならべたたなしたの、賣溜うりだめの錢箱ぜにばこをグヮチャリとらして、銅貨どうくわ一個ひとつ
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
黒木綿で頬冠りをした大男が、匕首あひくちを持つて店口から飛び込み、默つておどかしましたので、有合せの賣溜うりだめ二三兩をかき集めてやると、いきなり私の頬をこの通り匕首で叩きます