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辱
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はづか
ふりがな文庫
“
辱
(
はづか
)” の例文
あゝウゴリーン・デ・ファントリーンよ、汝の名は安し、そは父祖に劣りてこれを
辱
(
はづか
)
しむる者いづるの憂ひなければなり 一二一—一二三
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
辱
(
はづか
)
しめを受けるやうなことがあれば、輕くて追放、重ければ腹切りもので、それに備へて、世間の人の想像もつかぬ、嚴重な注意を拂つたものです。
銭形平次捕物控:210 飛ぶ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
口説
(
くどき
)
けれ共
勿々
(
なか/\
)
承引せず却て平左衞門を
辱
(
はづか
)
しめ
惡口
(
あくこう
)
しける故平左衞門は其身の惡き事も思はず
渠
(
かれ
)
が惡口を大いに憤ほり心中に
偖
(
さて
)
は此女は藤五郎と言男のある故に我を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
あゝ忠義の爲めとは言ひながら、君を恨ませ、
辱
(
はづか
)
しめて、
仕
(
し
)
たり顏なる我はそも何の因果ぞや。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
ちやうど郷家の
舊
(
ふる
)
い財寶はあの花火の揚る、堀端のなつかしい柳のかげで無慘にも白日競賣の
辱
(
はづか
)
しめを受けたといふ母上の身も世もあられないやうな悲しい手紙に接した時であつた。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
珍らしく人の好い車掌のそんな行為までを、その時私は人前で
辱
(
はづか
)
しめられたやうに感じて、赤くなつてゐた。乗換切符をくれろといふことも出来なくなつて、私は急いでそこを立ち去つた。
イボタの虫
(新字旧仮名)
/
中戸川吉二
(著)
さすれば
無用
(
むよう
)
の
費
(
つひえ
)
を
節
(
せつ
)
せむ、
汝
(
なんぢ
)
一人
(
いちにん
)
の
奉公
(
ほうこう
)
にて
萬人
(
ばんにん
)
のためになりたるは、
多
(
おほ
)
く
得難
(
えがた
)
き
忠義
(
ちうぎ
)
ぞかし、
罪
(
つみ
)
無
(
な
)
き
汝
(
なんぢ
)
を
辱
(
はづか
)
しめつ、
嘸
(
さぞ
)
心外
(
しんぐわい
)
に
思
(
おも
)
ひつらむが、
予
(
よ
)
を
見棄
(
みす
)
てずば
堪忍
(
かんにん
)
して、また
此後
(
このご
)
を
頼
(
たの
)
むぞよ
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
那樣事
(
そんなこと
)
は
無
(
な
)
い、
例
(
たと
)
へば
御覽
(
ごらん
)
なさい、
貴方
(
あなた
)
が
中風
(
ちゆうぶ
)
にでも
罹
(
かゝ
)
つたとか、
或
(
あるひ
)
は
假
(
かり
)
に
愚者
(
ぐしや
)
が
自分
(
じぶん
)
の
位置
(
ゐち
)
を
利用
(
りよう
)
して
貴方
(
あなた
)
を
公然
(
こうぜん
)
辱
(
はづか
)
しめて
置
(
お
)
いて、
其
(
そ
)
れが
後
(
のち
)
に
何
(
なん
)
の
報
(
むくい
)
も
無
(
な
)
しに
濟
(
す
)
んで
了
(
しま
)
つたのを
知
(
し
)
つたならば
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
そして、もし私たちが苦しみや
辱
(
はづか
)
しめを受けて死なうとしたり、四方八方から
輕蔑
(
けいべつ
)
されたり憎まれたりすれば、天使は、私たちの苦しみを御覽になつて、私たちの罪のないことを認めて下さるのよ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
汝等を生まむとして開きたる母の
胎
(
たい
)
を
辱
(
はづか
)
しむる
勿
(
なか
)
れ。
母
(旧字旧仮名)
/
アダ・ネグリ
(著)
預
(
あづか
)
り歸りしが或日兩親の居ぬ
隙
(
ひま
)
を
考
(
かんが
)
へ右の文を
渡
(
わた
)
しければお高は
容體
(
かたち
)
を改め
其方
(
そなた
)
は主人の娘に
戀
(
こひ
)
の
執持
(
とりもち
)
を
爲事
(
なすこと
)
不埓
(
ふらち
)
千萬なり
重
(
かさ
)
ねて斯樣なる事をなさば
爲
(
ため
)
になるまいぞと
嚴敷
(
きびしく
)
辱
(
はづか
)
しめて文を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
辱
常用漢字
中学
部首:⾠
10画
“辱”を含む語句
恥辱
侮辱
凌辱
屈辱
耻辱
醜辱
忍辱
汚辱
辱知
侮辱的
穢辱
屈辱的
御恥辱
栄辱
雪辱
国辱
寵辱
慈悲忍辱
柔和忍辱
國辱
...