トップ
>
行衞
>
ゆくゑ
ふりがな文庫
“
行衞
(
ゆくゑ
)” の例文
新字:
行衛
喰
(
く
)
ひ居候が妻も
馬士
(
まご
)
も
行衞
(
ゆくゑ
)
更に知れ申さず候間東西を尋ね廻り
往來
(
わうらい
)
の人々に承はるに今此先へ馬士が女を引立て行たりと申により猶ほ
後
(
あと
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其文
(
そのふみ
)
開
(
びら
)
けば
唯
(
たゞ
)
一ト
言
(
こと
)
、
美尾
(
みを
)
は
死
(
し
)
にたる
物
(
もの
)
に
御座候
(
ござさふらふ
)
、
行衞
(
ゆくゑ
)
をお
求
(
もと
)
め
下
(
くだ
)
さるまじく、
此金
(
これ
)
は
町
(
まち
)
に
乳
(
ちゝ
)
の
粉
(
こ
)
をとの
願
(
ねが
)
ひに
御座候
(
ござさふらふ
)
。
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
春枝
(
はるえ
)
丈
(
だ
)
けは
其後
(
そのご
)
無事
(
ぶじ
)
に
皈
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
たものゝ、
君
(
きみ
)
の
行衞
(
ゆくゑ
)
は
知
(
し
)
れず、
私
(
わたくし
)
が
兼
(
かね
)
てより、
有爲
(
りつぱ
)
な
帝國海軍々人
(
ていこくかいぐんぐんじん
)
に
養成
(
やうせい
)
して、
國
(
くに
)
に
獻
(
さゝ
)
げんと
心
(
こゝろ
)
に
樂
(
たの
)
しんで
居
(
を
)
つた
日出雄
(
ひでを
)
は、
君
(
きみ
)
と
共
(
とも
)
に
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
打越下伊呂村の
堤
(
つゝみ
)
へ掛りし時は空も
曇
(
くも
)
り
眞闇
(
まつくら
)
にて
四邊
(
あたり
)
は見えねども急ぎて歸る途中思はず
武士
(
さぶらひ
)
に
突當
(
つきあた
)
り段々樣子を承はりしに
連
(
つれ
)
の女の
行衞
(
ゆくゑ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
然
(
しか
)
るに
今日
(
こんにち
)
まで
幾度
(
いくたび
)
か
各國市府
(
かくこくしふ
)
の
日本公使館
(
につぽんこうしくわん
)
や
領事館
(
りやうじくわん
)
を
訪
(
おと
)
づれたが、一
度
(
ど
)
もそれと
覺
(
おぼ
)
しき
消息
(
せうそく
)
を
耳
(
みゝ
)
にせぬのは、
大佐
(
たいさ
)
は
其
(
その
)
行衞
(
ゆくゑ
)
を
晦
(
くら
)
ましたまゝ
未
(
ま
)
だ
世
(
よ
)
に
現
(
あら
)
はれて
來
(
こ
)
ぬ
何
(
なに
)
よりの
證據
(
しようこ
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
美尾
(
みを
)
の
行衞
(
ゆくゑ
)
に
心
(
こゝろ
)
を
取
(
と
)
られてお
町
(
まち
)
が
事
(
こと
)
はうはの
空
(
そら
)
に
成
(
なり
)
ぬ。
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其方儀松五郎
尋
(
たづ
)
ねの所未だ
行衞
(
ゆくゑ
)
相知れざる趣き
空
(
うつ
)
せみ事千代
存命
(
ぞんめい
)
も是れ有らば入牢の上
屹度
(
きつと
)
被仰付之處
當人
(
たうにん
)
空
(
うつ
)
せみ相果候上は一等を
減
(
げん
)
じられ
江戸構
(
えどかま
)
へ申付る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
さては
先日
(
せんじつ
)
反古
(
ほご
)
の
新聞
(
しんぶん
)
に
記
(
しる
)
されてあつた
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
と
其
(
その
)
帆走船
(
ほまへせん
)
との
行衞
(
ゆくゑ
)
などが
恰
(
あだか
)
も
今夜
(
こんや
)
の
此
(
この
)
物凄
(
ものすご
)
い
景色
(
けしき
)
と
何等
(
なにら
)
かの
因縁
(
いんねん
)
を
有
(
いう
)
するかのごとく、ありありと
私
(
わたくし
)
の
腦裡
(
のうり
)
に
浮
(
うか
)
んで
來
(
き
)
た。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
衞
部首:⾏
16画
“行衞”で始まる語句
行衞不明