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発
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ぱつ
ふりがな文庫
“
発
(
ぱつ
)” の例文
旧字:
發
「あのとき、
鉄砲
(
てっぽう
)
でズドンと一
発
(
ぱつ
)
打
(
う
)
てば、それまでだったのだ。せめても、こっちが
命
(
いのち
)
を
助
(
たす
)
けてやったのをありがたく
思
(
おも
)
ったがいいのだ。」
おおかみと人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あツと驚いて再び蓋をすると、
其中
(
そのなか
)
で
物馴
(
ものな
)
れた一人が「えてものだ、鉄砲を撃て。」と云ふ。一同
直
(
すぐ
)
に鉄砲を
把
(
と
)
つて、
何処
(
どこ
)
を
的
(
あて
)
とも
無
(
な
)
しに二三
発
(
ぱつ
)
。
雨夜の怪談
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
だけれど、イヤならむりとはいわないよ、ほかに、
望
(
のぞ
)
み手はたくさんあるし、それに、この
鉄砲
(
てっぽう
)
で、ドンと一
発
(
ぱつ
)
やればそれでいい仕事なんだから……
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
……
発
(
ぱつ
)
と
朱
(
しゆ
)
が
底
(
そこ
)
へ
漲
(
みなぎ
)
ると、
銀
(
ぎん
)
を
蔽
(
おほ
)
ふて、三
脚
(
きやく
)
の
火
(
ひ
)
が
七
(
なゝ
)
つに
分
(
わか
)
れて、
青
(
あを
)
く、
忽
(
たちま
)
ち、
薄紫
(
うすむらさき
)
に、
藍
(
あゐ
)
を
投
(
な
)
げて
軽
(
かる
)
く
煽
(
あふ
)
つた。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ピストルの音は一
発
(
ぱつ
)
だけではなかった。つづけざまに、五発の
銃声
(
じゅうせい
)
が
夕空
(
ゆうぞら
)
にこだまして、
街
(
まち
)
の
静寂
(
せいじゃく
)
をやぶった。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
▼ もっと見る
どうせ、いざとなれば、
銃丸
(
じゅうがん
)
一
発
(
ぱつ
)
でしとめられるのだが、私はそのりっぱな皮を
傷
(
きず
)
つけたくなかったので、他の
繩
(
なわ
)
を取って、まず木の
枝
(
えだ
)
をロボへ投げると、かれはそれを歯で受けとめた。
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
あれほどの
大鷲
(
おおわし
)
が、一
発
(
ぱつ
)
の
弾
(
たま
)
でおちてくるはずはない。さすれば、女は
谷
(
たに
)
へふりおとされ、二ツの
生命
(
いのち
)
を
傷
(
きず
)
つけることになる。これも、
御岳
(
みたけ
)
三日
(
みっか
)
の
神文
(
しんもん
)
の
約
(
やく
)
を
守
(
まも
)
ればこそ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
どんな
飛
(
と
)
んでいる
鳥
(
とり
)
も、
走
(
はし
)
っているうさぎも、またくまや、おおかみのような
猛獣
(
もうじゅう
)
も、たいてい
的
(
まと
)
をつけたものは、そらさず一
発
(
ぱつ
)
で
打
(
う
)
ち
止
(
と
)
めるというほど
上手
(
じょうず
)
でありました。
おおかみと人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さいごには
突撃
(
とつげき
)
するのであるが、そのときまで、
残
(
のこ
)
りのたまをもっとも
有効
(
ゆうこう
)
に
使
(
つか
)
わなければならなかった。
秀作
(
しゅうさく
)
さんは、
胸
(
むね
)
をはり、いきを
入
(
い
)
れて、一
発
(
ぱつ
)
必殺
(
ひっさつ
)
の
信念
(
しんねん
)
をこらしました。
しらかばの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
親方
(
おやかた
)
がいったのはこいつだな、これを
撃
(
う
)
ちとめてこいといういいつけか。なアんだ、こんなものなら
朝飯
(
あさめし
)
まえにただ一
発
(
ぱつ
)
だ。それで、おいらの
出世
(
しゅっせ
)
となりゃ、ありがた山のほととぎすさ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“発”の解説
発(發、はつ)は、夏朝の第16代帝。『史記』などにあるように、一般には帝桀の父は帝発とされているが、一説には帝桀の兄という。
即位後、諸々の夷が発の門前に来て、舞を披露したという。
第16代
(出典:Wikipedia)
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
“発”を含む語句
発見
出発
発生
発端
発足
発条
徴発
発覚
発句
発奮
発散
発程
発射
発条仕掛
発作
発矢
発止
発揮
発願
新発意
...