“神文”の読み方と例文
読み方割合
しんもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神文しんもんの表には、殉死とも、籠城とも、約束してなかった。ただ、進退一致だった。——内蔵助の料簡次第りょうけんしだいにと、したためてある。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、それを一同に読み聞かせた上、異議がなければ、ただちに神文しんもんへ血を注いでもらいたいと言いだされた。もちろん、誰一人として異議のあろうはずもなかった。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
御岳だぞといったのは、を見るなかれの神文しんもんちかいをふりまわして、卑怯ひきょうに相手をためらわそうとしたものである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)