“しんもん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神文50.0%
審問33.3%
信問8.3%
新門8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、それを一同に読み聞かせた上、異議がなければ、ただちに神文しんもんへ血を注いでもらいたいと言いだされた。もちろん、誰一人として異議のあろうはずもなかった。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
たとい自分の無実が証明されるとしても、こんな女のかかり合いで奉行所の審問しんもんを受けたなどと云うことが世間に暴露ばくろすれば、長い一生を暗黒に葬らなければならない。
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と、その懇厚こんこう信問しんもんには、誰もが、事実どおり、家康の秀吉に対する礼のなみなみならぬことに、うなずき合うのであった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兄光瑞師——新門しんもん様——法主の後嗣あとつぎ者が革命児で、廿二、三歳で、南洋や、西蔵チベットへいっていることを見ても、その人たちと似た気性といえば、武子さんはなみなみの小さい器ではない。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)