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やくしゃ
ふりがな文庫
“
役者
(
やくしゃ
)” の例文
ソーれお
見
(
み
)
なされ
姫様
(
ひいさま
)
、
他
(
ほか
)
のことにかけては
姫様
(
ひいさま
)
がお
偉
(
えら
)
いか
知
(
し
)
れぬが、
馬
(
うま
)
の
事
(
こと
)
にかけては
矢張
(
やは
)
りこの
爺
(
じい
)
やの
方
(
ほう
)
が一
枚
(
まい
)
役者
(
やくしゃ
)
が
上
(
うえ
)
でござる……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「勿論オペラ
役者
(
やくしゃ
)
にでもなっていれば、カルウソオぐらいには行っていたんだ。しかし今からじゃどうにもならない。」
彼 第二
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
おせんが
慕
(
した
)
う
菊之丞
(
きくのじょう
)
は、
江戸中
(
えどじゅう
)
の
人気
(
にんき
)
を
背負
(
せお
)
って
立
(
た
)
った、
役者
(
やくしゃ
)
の
菊之丞
(
きくのじょう
)
ではなくて、かつての
幼
(
おさな
)
なじみ、
王子
(
おうじ
)
の
吉
(
きち
)
ちゃんその
人
(
ひと
)
だったのだから。——
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
有名
(
ゆうめい
)
な
歌
(
うた
)
うたいや、
役者
(
やくしゃ
)
や、
踊
(
おど
)
り
子
(
こ
)
もやってくるにちがいありません。それにしては、ここにある
汚
(
きたな
)
らしい
小舎
(
こや
)
を
取
(
と
)
りはらってしまわなければなりません。
花咲く島の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『
役者
(
やくしゃ
)
国
(
くに
)
の
華
(
はな
)
』(出板年次不詳)『
絵本舞台扇
(
えほんぶたいおうぎ
)
』(明和七年板色摺三冊)その続編(安永七年板色摺二冊)
並
(
ならび
)
に『
役者
(
やくしゃ
)
夏
(
なつ
)
の
富士
(
ふじ
)
』(安永九年板墨摺一冊)等なり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
手にいれないで、写真さえあれば、たくさんなのだ。そこに
彫
(
ほ
)
りつけてある暗号を解きさえすれば、
大宝庫
(
だいほうこ
)
の場所が分るにちがいない。おれは頭目などより、一枚
役者
(
やくしゃ
)
が上なんだ
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
我
(
わが
)
まま
勝手
(
かって
)
に
育
(
そだ
)
てられて
来
(
き
)
たおこのは、たとい
役者
(
やくしゃ
)
の
女房
(
にょうぼう
)
には
不向
(
ふむき
)
にしろ、
品
(
ひん
)
なら
縹緻
(
きりょう
)
なら、
人
(
ひと
)
には
引
(
ひ
)
けは
取
(
と
)
らないとの、
固
(
かた
)
い
己惚
(
うぬぼれ
)
があったのであろう。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
庭園
(
ていえん
)
の
主人
(
しゅじん
)
は、いままで
寂
(
さび
)
しくてしかたのなかったのが、
世界
(
せかい
)
の
有名
(
ゆうめい
)
な
歌
(
うた
)
うたいがきたり、
美
(
うつく
)
しい
踊
(
おど
)
り
子
(
こ
)
がきて
踊
(
おど
)
ったり、また
役者
(
やくしゃ
)
などがくるということを
想像
(
そうぞう
)
しますと、そうなったら
花咲く島の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
当代
(
とうだい
)
一の
若女形
(
わかおやま
)
、
瀬川菊之丞
(
せがわきくのじょう
)
なら、
江戸
(
えど
)
一
番
(
ばん
)
のお
前
(
まえ
)
の
相手
(
あいて
)
にゃ、
少
(
すこ
)
しの
不足
(
ふそく
)
もあるまいからの。——
判
(
わか
)
った。
相手
(
あいて
)
がやっぱり
役者
(
やくしゃ
)
とあれば、
堺屋
(
さかいや
)
に
会
(
あ
)
うのは
気
(
き
)
が
差
(
さ
)
そう。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
また
町
(
まち
)
へ、
旅
(
たび
)
から
役者
(
やくしゃ
)
がきて
芝居
(
しばい
)
を
打
(
う
)
って
去
(
さ
)
れば、その
間
(
あいだ
)
には
質屋
(
しちや
)
の
隠居
(
いんきょ
)
が
死
(
し
)
に、
指物屋
(
さしものや
)
の
娘
(
むすめ
)
は
嫁
(
よめ
)
にいったのであります。けれど、ペンキ
屋
(
や
)
の
主人
(
しゅじん
)
の
生活
(
せいかつ
)
には、
変
(
か
)
わりがありませんでした。
生きている看板
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“役者”の意味
《名詞》
役 者(やくしゃ)
(芝居、演劇、映画などで)登場人物の役を演じる人。
手腕のある人。
それらしく見せかけるのがうまい人。
(出典:Wiktionary)
役
常用漢字
小3
部首:⼻
7画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“役者”で始まる語句
役者衆
役者家業
役者評判記
役者名物袖日記
役者此手嘉志波