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屋
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をく
ふりがな文庫
“
屋
(
をく
)” の例文
この
遷都
(
せんと
)
は、しかし、
今日
(
こんにち
)
吾人
(
ごじん
)
の
考
(
かんが
)
へるやうな
手重
(
ておも
)
なものでなく、一
屋
(
をく
)
一
代
(
だい
)
の
慣習
(
くわんしふ
)
によつて、
轉轉
(
てん/\
)
近所
(
きんじよ
)
へお
引越
(
ひきこし
)
になつたのである。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
前年
護謨林
(
ゴムりん
)
に従事して居た
長田秋濤
(
をさだしうたう
)
氏夫妻が住んで居たと云ふ林間の
瀟洒
(
せうしや
)
たる一
屋
(
をく
)
を
過
(
よぎ
)
り、高地にある三井物産支店長の社宅の楼上で日本食の饗応を受けた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
屋
(
をく
)
を造るに
巧妙
(
たくみ
)
なりし
達膩伽尊者
(
たにかそんじや
)
の噂はあれど世尊在世の御時にも
如是
(
かく
)
快き事ありしを未だきかねば
漢土
(
から
)
にもきかず、いで落成の式あらば我
偈
(
げ
)
を作らむ文を作らむ
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
土臭
殆
(
ほとん
)
ど
噎
(
むせ
)
ばんと欲す。父と
屋
(
をく
)
の内外を見れば、被害は屋瓦の
墜
(
お
)
ちたると
石燈籠
(
いしどうろう
)
の倒れたるのみ。
大正十二年九月一日の大震に際して
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
打
(
う
)
ちつゞく
惡鬼
(
あくき
)
ばらひ、
屋
(
をく
)
を
壓
(
あつ
)
する
黒雲
(
くろくも
)
をぬぐつて、
景氣
(
けいき
)
なほしに「
明月
(
めいげつ
)
」も、しかし
沙汰
(
さた
)
過
(
す
)
ぎるから、せめて「
良夜
(
りやうや
)
」とでも
題
(
だい
)
して、
小篇
(
せうへん
)
を、と
思
(
おも
)
ふうちに……
四五人
(
しごにん
)
のお
客
(
きやく
)
があつた。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
一
屋
(
をく
)
一
代
(
たい
)
主義
(
しゆぎ
)
の
慣習
(
くわんしふ
)
を
最
(
もつと
)
も
雄辯
(
ゆうべん
)
に
説明
(
せつめい
)
するものゝ一は
即
(
すなは
)
ち
歴代
(
れきだい
)
遷都
(
せんと
)
の
史實
(
しじつ
)
である。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
奇体な窓を幾つも屋上に建て出した古風な老
屋
(
をく
)
などが
其処
(
そこ
)
に多く
見出
(
いだ
)
される。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
向
(
むか
)
うの
山
(
やま
)
に
灯
(
ひ
)
が
見
(
み
)
えて、
暮
(
く
)
れせまる
谿河
(
たにがは
)
に、なきしきる
河鹿
(
かじか
)
の
聲
(
こゑ
)
。——
一匹
(
いつぴき
)
らしいが、
山
(
やま
)
を
貫
(
つらぬ
)
き、
屋
(
をく
)
を
衝
(
つ
)
いて、
谺
(
こだま
)
に
響
(
ひゞ
)
くばかりである。
嘗
(
かつ
)
て、
卯
(
う
)
の
花
(
はな
)
の
瀬
(
せ
)
を
流
(
なが
)
す
時
(
とき
)
、
箱根
(
はこね
)
で
思
(
おも
)
ふまゝ、
此
(
こ
)
の
聲
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
いた。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“屋”の意味
《名詞》
(オク:以下の成句で)やね。
(出典:Wiktionary)
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“屋”を含む語句
小屋
料理屋
部屋
茅屋
魚屋
家屋
屋上
問屋
茶屋
屋内
居酒屋
芸妓屋
古本屋
宿屋
屋外
女郎屋
掛茶屋
本屋
牛乳屋
部屋着
...