出張しゆつちやう)” の例文
きゝ母子諸共おやこもろとも先番屋へ引上ひきあげ勘兵衞が後家の家主をよび段々だん/\掛合かけあひの上屆に及びしかば檢使けんし出張しゆつちやうにて勘兵衞後家ごけならびに太七が口書くちがき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
杉原すぎはら卒業後そつげふご高等文官試驗かうとうぶんくわんしけん合格がふかくして、其時そのときすで或省あるしやう奉職ほうしよくしてゐたのだが、公務上こうむじやう福岡ふくをか佐賀さが出張しゆつちやうすることになつて、東京とうきやうからわざ/\つてたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
警官けいくわん出張しゆつちやうさしてげん取締とりしまりけたのであるが、それでも參詣人さんけいにんは一かうげんい。
やうや三組みくみ役人やくにんかほそろうて、いざ檢死けんしといふとき醫師いしとして中田玄竹なかだげんちく出張しゆつちやうすることになつた。流石さすが職掌柄しよくしやうがらとて玄竹げんちくすこしも死體したい臭氣しうきかんじないふうで、こもした腐肉ふにくこまかに檢案けんあんした。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
女房にようばう鐵瓶てつびんしたかた/″\、つぎ長火鉢ながひばちまへ出張しゆつちやうおよんで
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
去程さるほどふだつじの自身番より月番の町奉行中山出雲守殿へ右の次第をうつたへに及びければ檢使の役人兩人非番ひばんの町奉行より一人出張しゆつちやうに相成立合の上死骸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其所そこは、一ぱうおいては、新聞記者しんぶんきしや職務しよくむもつて、一ぱうおいては、太古遺跡研究會幹事たいこゐせきけんきうくわいかんじ本分ほんぶんもつて、坪井博士監督つぼゐはかせかんとくもとおこなはれる所謂いはゆる穴樣大發掘あなさまだいはつくつ參觀さんくわん出張しゆつちやうすることとはなつた。
穿鑿せんさくとして同心どうしん出張しゆつちやうなし山口惣右衞門は町方あづけに相成しよし其上三河町より直樣此方へ役人中參らるゝおもむきも惣右衞門より内々ない/\らせしけれども七右衞門は覺悟かくごの事故いさゝか驚く氣色もなく早速さつそくに伴建部の兩人へ此事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)