“職掌柄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょくしょうがら75.0%
しよくしやうがら25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ブラウン氏は、職掌柄しょくしょうがらこういう激情的なちまたの女を扱い慣れているので、すぐに得意の下町調カクネイでくだけて出ながら、ライオンスの口からその話というのを引き出した。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
流石さすが職掌柄しょくしょうがら、部屋から部屋へと、注意深く歩き廻って、押入は勿論、台所の上げ板の下まで覗き込んだが、不思議なことに、猫の子一匹発見することは出来なかった。
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
やうや三組みくみ役人やくにんかほそろうて、いざ檢死けんしといふとき醫師いしとして中田玄竹なかだげんちく出張しゆつちやうすることになつた。流石さすが職掌柄しよくしやうがらとて玄竹げんちくすこしも死體したい臭氣しうきかんじないふうで、こもした腐肉ふにくこまかに檢案けんあんした。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)