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両足
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りょうあし
ふりがな文庫
“
両足
(
りょうあし
)” の例文
旧字:
兩足
両足
(
りょうあし
)
をかわりばんこにあげているのは、かにさされないためでもありますが、
便所
(
べんじょ
)
にいきたいのをがまんしているためでもありました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
なんと
思
(
おも
)
ったか、ひとりの
子
(
こ
)
は、いきなり
両足
(
りょうあし
)
をひらいて、
大
(
おお
)
きな
目
(
め
)
をいからし、キューピーのまねをして、
人形
(
にんぎょう
)
とにらめっこをしました。
戦争はぼくをおとなにした
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それだけでもふしぎなのに、その
茶
(
ちゃ
)
がまの
化
(
ば
)
け
物
(
もの
)
が
両方
(
りょうほう
)
の
手
(
て
)
に
唐傘
(
からかさ
)
をさして
扇
(
おうぎ
)
を
開
(
ひら
)
いて、
綱
(
つな
)
の上に
両足
(
りょうあし
)
をかけました。
文福茶がま
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
イワン、デミトリチは
昨日
(
きのう
)
と
同
(
おな
)
じ
位置
(
いち
)
に、
両手
(
りょうて
)
で
頭
(
かしら
)
を
抱
(
かか
)
えて、
両足
(
りょうあし
)
を
縮
(
ちぢ
)
めたまま、
横
(
よこ
)
に
為
(
な
)
っていて、
顔
(
かお
)
は
見
(
み
)
えぬ。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
これも、ほがらかな秋を
謳歌
(
おうか
)
する人間か、きいていても
筋肉
(
きんにく
)
がピクピクしてきそうな口笛だ。
健康
(
けんこう
)
な
両足
(
りょうあし
)
で、
軽快
(
けいかい
)
な
歩調
(
ほちょう
)
で、やってくるのがわかるような口笛だ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
するとあの
鳥捕
(
とりと
)
りは、すっかり
注文
(
ちゅうもん
)
通りだというようにほくほくして、
両足
(
りょうあし
)
をかっきり六十
度
(
ど
)
に開いて立って、
鷺
(
さぎ
)
のちぢめて
降
(
お
)
りて来る黒い
脚
(
あし
)
を
両手
(
りょうて
)
で
片
(
かた
)
っぱしから
押
(
おさ
)
えて
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
一寸先
(
いっすんさき
)
見えぬ
闇夜
(
やみよ
)
、寺男は、
両足
(
りょうあし
)
が、がくがくふるえましたが、
勇気
(
ゆうき
)
をつけて、びわの
音
(
ね
)
のする
墓場
(
はかば
)
の中へはいっていきました。そして、ちょうちんの
灯
(
ひ
)
をたよりに、法師をさがしました。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
両足
(
りょうあし
)
を繋がれているのじゃないかと思うのだ。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
かれは、はりきった
気持
(
きも
)
ちで、
胸
(
むね
)
をそらし、
両足
(
りょうあし
)
に
力
(
ちから
)
を
入
(
い
)
れて、
電車道
(
でんしゃみち
)
を
歩
(
ある
)
いていったのでした。
戦争はぼくをおとなにした
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、
襟毛
(
えりげ
)
つかんで、こッぴどくほうり投げてくれると、キャッ! とぎょうさんな
啼
(
な
)
き声をあげたが三太郎猿、ちっとも
驚
(
おどろ
)
いたさまもなく、
廊下
(
ろうか
)
のあなたにちょこんと
両足
(
りょうあし
)
で立っていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こういっていきなり
戸
(
と
)
に手をかけて、みりみり
動
(
うご
)
かしながら、
両足
(
りょうあし
)
でどんどん、どんどん、けつけました。女の子はびっくりして、
困
(
こま
)
って、しかたがないものですから、
戸
(
と
)
をあけてやりました。
山姥の話
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「
小僧
(
こぞう
)
、来い。いまおれのとこのちょうざめの家に
下男
(
げなん
)
がなくて
困
(
こま
)
っているとこだ。ごち
走
(
そう
)
してやるから来い。」
云
(
い
)
ったかと思うとタネリはもうしっかり
犬神
(
いぬがみ
)
に
両足
(
りょうあし
)
をつかまれてちょぼんと立ち
サガレンと八月
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
女乞食
(
おんなこじき
)
は、その
日
(
ひ
)
は、ただ
一人
(
ひとり
)
でありました。
水
(
みず
)
にぬれた、
両足
(
りょうあし
)
の
指
(
ゆび
)
は、まっかに
見
(
み
)
えます。
奥さまと女乞食
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“両足”の意味
《名詞》
左右両方の足。
(出典:Wiktionary)
両
常用漢字
小3
部首:⼀
6画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“両”で始まる語句
両
両親
両人
両手
両方
両肱
両側
両眼
両国
両掌