トップ
>
上品
>
じやうひん
ふりがな文庫
“
上品
(
じやうひん
)” の例文
子守
(
こもり
)
がまた
澤山
(
たくさん
)
寄
(
よ
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
其中
(
そのなか
)
に
年嵩
(
としかさ
)
な、
上品
(
じやうひん
)
なのがお
守
(
もり
)
をして
六
(
むつ
)
つばかりの
女
(
むすめ
)
の
兒
(
こ
)
が
着附
(
きつけ
)
萬端
(
ばんたん
)
姫樣
(
ひいさま
)
といはれる
格
(
かく
)
で
一人
(
ひとり
)
居
(
ゐ
)
た。
迷子
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
總
(
そう
)
じて
江戸
(
えど
)
は
人間
(
にんげん
)
の
調子
(
てうし
)
が
輕
(
かる
)
うて、
言葉
(
ことば
)
も
下
(
した
)
にござります。
下品
(
げひん
)
な
言葉
(
ことば
)
の
上
(
うへ
)
へ、
無暗
(
むやみ
)
に「お」の
字
(
じ
)
を
附
(
つ
)
けまして、
上品
(
じやうひん
)
に
見
(
み
)
せようと
企
(
たくら
)
んで
居
(
を
)
ります。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
そこでは若いお孃さんたちが
足枷
(
あしかせ
)
をはめ、背中に板をつけさせられ非常に
上品
(
じやうひん
)
で
几帳面
(
きちやうめん
)
でなければならないところだと、ベシーが時々話したものである。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
京都
(
きやうと
)
の
襟新
(
えりしん
)
と
云
(
い
)
ふ
家
(
うち
)
の
出店
(
でみせ
)
の
前
(
まへ
)
で、
窓硝子
(
まどがらす
)
へ
帽子
(
ばうし
)
の
鍔
(
つば
)
を
突
(
つ
)
き
付
(
つ
)
ける
樣
(
やう
)
に
近
(
ちか
)
く
寄
(
よ
)
せて、
精巧
(
せいかう
)
に
刺繍
(
ぬひ
)
をした
女
(
をんな
)
の
半襟
(
はんえり
)
を、いつ
迄
(
まで
)
も
眺
(
なが
)
めてゐた。その
中
(
うち
)
に
丁度
(
ちやうど
)
細君
(
さいくん
)
に
似合
(
にあひ
)
さうな
上品
(
じやうひん
)
なのがあつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
飯
(
めし
)
のつけやうも
効々
(
かひ/″\
)
しい
女房
(
にようばう
)
ぶり、
然
(
しか
)
も
何
(
なん
)
となく
奥床
(
おくゆか
)
しい、
上品
(
じやうひん
)
な、
高家
(
かうけ
)
の
風
(
ふう
)
がある。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
投
(
な
)
げた
時
(
とき
)
、
偶
(
ふ
)
と
渠
(
かれ
)
は、
鼓打
(
つゞみうち
)
である
其
(
そ
)
の
従弟
(
いとこ
)
が、
業体
(
げふたい
)
と
言
(
い
)
ひ、
温雅
(
をんが
)
で
上品
(
じやうひん
)
な
優
(
やさ
)
しい
男
(
をとこ
)
の、
酒
(
さけ
)
に
酔払
(
ゑひはら
)
ふと、
場所
(
ばしよ
)
を
選
(
えら
)
ばず、
着
(
き
)
て
居
(
ゐ
)
る
外套
(
ぐわいたう
)
を
脱
(
ぬ
)
いで、
威勢
(
ゐせい
)
よくぱつと
投出
(
なげだ
)
す、
帳場
(
ちやうば
)
の
車夫
(
しやふ
)
などは
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
品
常用漢字
小3
部首:⼝
9画
“上品”で始まる語句
上品上生
上品往生
上品下種