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違背
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ゐはい
ふりがな文庫
“
違背
(
ゐはい
)” の例文
沼地
(
ぬまち
)
の中に埋もれ、山に閉ぢ籠められて——神に授けられた自分の本性は
違背
(
ゐはい
)
せられ、天から與へられた自分の才能は麻痺され——役立たずにされて
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
無邪氣
(
むじやき
)
の
笑顏
(
ゑがほ
)
いつも
愛
(
あい
)
らしく、
雪三
(
せつざう
)
よ
菊塢
(
きくう
)
の
秋草
(
あきくさ
)
盛
(
さか
)
りなりとかきくを、
此程
(
このほど
)
すぐさず
伴
(
ともな
)
ひては
給
(
たま
)
はらずやと
掻口説
(
かきくど
)
きしに、
何
(
なん
)
の
違背
(
ゐはい
)
のある
筈
(
はず
)
なく、お
前
(
まへ
)
さま
御都合
(
ごつがふ
)
にて
何時
(
いつ
)
にてもお
供
(
とも
)
すべしと
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
獻上
(
けんじやう
)
違背
(
ゐはい
)
候
(
さふら
)
ふまじ
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
受納
(
じゆなふ
)
なせしは即ち
賄賂也
(
わいろなり
)
下役黒崎又左衞門市田武助其方共も
受納
(
じゆなふ
)
致せしならんと有に兩人は今上役の理左衞門が白状なせし上は
密
(
かく
)
すも
益
(
えき
)
無
(
なし
)
と思ひ上役の申付に
違背
(
ゐはい
)
も如何と存じ金三兩づつ受納せしと言ければ大岡殿假令上役の申付なりとて
不正
(
ふせい
)
の金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御錠
(
ごじやう
)
違背
(
ゐはい
)
候
(
さふら
)
ふか
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
▼ もっと見る
探
(
さぐ
)
れと
仰
(
おほ
)
せらるゝとも
夫
(
それ
)
に
違背
(
ゐはい
)
はすまじけれど
我
(
わ
)
が
戀人
(
こひびと
)
周旋
(
とりもた
)
んことどう
斷念
(
あきら
)
めてもなる
事
(
こと
)
ならず
御恩
(
ごおん
)
は
御恩
(
ごおん
)
これは
是
(
これ
)
なり
寧
(
いつ
)
そお
文
(
ふみ
)
取次
(
とりつ
)
いだる
体
(
てい
)
にして
此
(
この
)
まゝになすべきか
否
(
い
)
や/\
夫
(
それ
)
にては
道
(
みち
)
がたゝず
實
(
じつ
)
は
斯々
(
かく/\
)
の
中
(
なか
)
なりとて
打明
(
うちあ
)
けなば
孃
(
じよう
)
さま
御得心
(
おとくしん
)
の
行
(
ゆ
)
くべきか
我
(
われ
)
こそは
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何時
(
いつ
)
まで
獨身
(
ひとり
)
で
居
(
ゐ
)
る
心
(
こゝろ
)
が
數
(
かぞ
)
へる
歳
(
とし
)
の
心細
(
こゝろぼそ
)
さ
是
(
これ
)
ほどならばなぜ
昔
(
むかし
)
お
詞
(
ことば
)
そむいて
厭
(
いと
)
ひしか
我
(
わ
)
れと
我
(
わ
)
が
身
(
み
)
知
(
し
)
れませぬ
母
(
はゝ
)
さまなしのお
手
(
て
)
一
(
ひと
)
つに
御苦勞
(
ごくらう
)
たんと
懸
(
か
)
けまして
上
(
うへ
)
の
上
(
うへ
)
にも
又
(
また
)
幾年
(
いくねん
)
お
心
(
こゝろ
)
休
(
やす
)
めぬ
不料簡
(
ふれうけん
)
不孝
(
ふかう
)
のお
詫
(
わび
)
は
向後
(
きやうこう
)
さつぱり
芳
(
よし
)
さまのこと
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つて
何方
(
いづかた
)
への
縁組
(
えんぐみ
)
なれ
仰
(
おほ
)
せに
違背
(
ゐはい
)
は
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“違背”の意味
《名詞》
違 背(いはい)
規則・法令・命令などに背くこと。違反、背違。
(出典:Wiktionary)
違
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
背
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
“違”で始まる語句
違
違棚
違反
違約
違勅
違和
違算
違例
違存
違慮