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肯
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きか
ふりがな文庫
“
肯
(
きか
)” の例文
サア夫はの
詰
(
つめ
)
臺詞
(
ぜりふ
)
忠兵衞今は
詮方
(
せんかた
)
無
(
なけ
)
れば左樣御座らば此由を若旦那へ一
應
(
おう
)
話してと云ども
主個
(
あるじ
)
は更に
肯
(
きか
)
ず何の
息子
(
せがれ
)
に話すに及ばう
如何
(
いかに
)
戀慕
(
こひした
)
ふ美人でも
覆轉
(
ひつくりかへ
)
つて
泡
(
あわ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
私
(
わたし
)
は
何
(
ど
)
うしても
斯
(
か
)
うと
決心
(
けつしん
)
して
居
(
ゐ
)
るのだからそれは
折角
(
せつかく
)
だけれど
肯
(
きか
)
れないよと
言
(
い
)
ふに、
吉
(
きち
)
は
涙
(
なみだ
)
の
眼
(
め
)
に
見
(
み
)
つめて、お
京
(
きやう
)
さん
後生
(
ごしやう
)
だから
此肩
(
こゝ
)
の
手
(
て
)
を
放
(
はな
)
しておくんなさい。
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お前の忰は此の
娘
(
ねえ
)
さんの
所
(
とこ
)
へ毎晩来て
怪
(
け
)
しからんことを云掛け、云う事を
肯
(
きか
)
んければ、鉄砲で打つの、刄物で斬るのと云うので、娘さんも誠に困って
私
(
わし
)
へお頼みじゃ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それは余り
宜
(
よ
)
くなかろう、マサカの時は大変だからと
云
(
いっ
)
たが
肯
(
きか
)
ない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
飛衞
(
ひゑい
)
肯
(
きか
)
ずして
曰
(
いは
)
く、
未也
(
まだなり
)
。
亞
(
つい
)
で
視
(
み
)
ることを
學
(
まな
)
ぶべし。
小
(
せう
)
を
視
(
み
)
て
大
(
だい
)
に、
微
(
び
)
を
視
(
み
)
て
著
(
いちじる
)
しくんば
更
(
さら
)
に
來
(
きた
)
れと。
昌
(
しやう
)
、
絲
(
いと
)
を
以
(
もつ
)
て
虱
(
しらみ
)
を
牖
(
まど
)
に
懸
(
か
)
け、
南面
(
なんめん
)
して
之
(
これ
)
を
臨
(
のぞ
)
む。
旬日
(
じゆんじつ
)
にして
漸
(
やうや
)
く
大
(
だい
)
也
(
なり
)
。
三年
(
さんねん
)
の
後
(
のち
)
は
大
(
おほき
)
さ
如車輪焉
(
しやりんのごとし
)
。
術三則
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
穏坊
(
をんばう
)
の
畜生
(
ちくしやう
)
、
此方
(
こつち
)
へ
這入
(
はいつ
)
て
来
(
き
)
やアがると
肯
(
きか
)
ねえぞ、
無闇
(
むやみ
)
に
這入
(
へいり
)
やアがるとオンボウ
焼
(
や
)
いて
押付
(
おつつ
)
けるぞ。と
悪体
(
あくたい
)
をつきながら
穏坊
(
をんばう
)
の
袖
(
そで
)
の
下
(
した
)
を
掻潜
(
かいくゞ
)
つてスーツと
駈出
(
かけだ
)
して
行
(
ゆ
)
きました。
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
付しは
大方
(
おほかた
)
弟なる此家主の庄兵衞めに頼れての
業
(
わざ
)
なる可し
渠
(
かの
)
庄兵衞は
日頃
(
ひごろ
)
よりお光さんには深く
戀慕
(
れんぼ
)
し度々
口説
(
くどけ
)
ど云う事を
肯
(
きか
)
ぬ所より遺恨を
含
(
ふく
)
み元益坊主を頼込み此婚姻を
邪魔
(
じやま
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
肯
常用漢字
中学
部首:⾁
8画
“肯”を含む語句
首肯
肯分
肯定
肯入
肯綮
北爾肯州
受肯
弁肯
御肯入
御首肯
肯定者
肯諾
肯首
首肯点頭