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しょっこう
ふりがな文庫
“
職工
(
しょっこう
)” の例文
モーターの、うなる
音
(
おと
)
がきこえました。たくさんの
職工
(
しょっこう
)
が、
働
(
はたら
)
いていました。
鉄
(
てつ
)
と
鉄
(
てつ
)
の
打
(
う
)
ち
合
(
あ
)
う
音
(
おと
)
が、
周囲
(
しゅうい
)
に
響
(
ひび
)
きかえっていました。
僕が大きくなるまで
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、谷間には小さい庭のある
職工
(
しょっこう
)
たちの家々が、あちこちに見えました。谷間のまんなかには
学校
(
がっこう
)
がありました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
その
出版社
(
しゅっぱんしゃ
)
は
慶応義塾
(
けいおうぎじゅく
)
のしき
地
(
ち
)
の
中
(
なか
)
にたてて、
主任
(
しゅにん
)
には、いつか
大阪
(
おおさか
)
で
諭吉
(
ゆきち
)
をねらった
朝吹英二
(
あさぶきえいじ
)
をあて、
職工
(
しょっこう
)
をたくさんやとい
入
(
い
)
れ、
製本所
(
せいほんじょ
)
もつくりました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
ところでこんどわしは
雷
(
らい
)
を使う研究はぷっつりやめて、あの研究所からべんりな機械を製造しますわい。そこで
職工
(
しょっこう
)
さんを二十名と
雑役
(
ざつえき
)
さんを十名
雇
(
やと
)
いたいのじゃ。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
建物
(
たてもの
)
を建築するに、
出来方
(
できかた
)
は同じように出来ても、作っている間に、ある所では技師
職工
(
しょっこう
)
にいたるまで面白く
快
(
こころよ
)
く仕事すると、他の一方には
軋轢
(
あつれき
)
を
生
(
しょう
)
じ
同僚
(
どうりょう
)
を
擲
(
なぐ
)
れとか、
某
(
ぼう
)
がこんなことをいったとか
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
▼ もっと見る
なにしろ
寄進
(
きしん
)
の
金
(
かね
)
で、できるのだそうだから、この
町
(
まち
)
の
工場
(
こうじょう
)
でも、
職工
(
しょっこう
)
にいいつけて、
念
(
ねん
)
をいれてつくっているということだ。
鐘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ちょうど
昼休
(
ひるやす
)
みがおわって、大ぜいの
職工
(
しょっこう
)
たちが、工場の門をはいっていくところでした。職工たちは、ガンの鳴き声をききつけますと、ちょっと立ちどまって
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
「わしは
職工
(
しょっこう
)
の仕事なんか、生まれてはじめてじゃが、それでも雇ってくれるかな」
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「そうです。
私
(
わたし
)
が、いま
造
(
つく
)
っています。もうじきにできあがりますが。」と、
茶色
(
ちゃいろ
)
のセーターを
着
(
き
)
た
職工
(
しょっこう
)
が、
電燈
(
でんとう
)
の
下
(
した
)
で
手
(
て
)
を
働
(
はたら
)
かせながら、
答
(
こた
)
えました。
風雨の晩の小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
職工
(
しょっこう
)
たちは、この答えをきいて、ガンの鳴き声が人間のことばのように聞こえるのは、じぶんたちが心にもっているあこがれのせいだろうと思いました、そして
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
戸山少年がそばを通りかかった
職工
(
しょっこう
)
のひとりをよびとめて、たずねてみると
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「きょうの
天気予報
(
てんきよほう
)
は
当
(
あ
)
たった。あのいい
天気
(
てんき
)
が、
急
(
きゅう
)
にこんなに
変
(
か
)
わったからな。」と、
年上
(
としうえ
)
の
職工
(
しょっこう
)
は、
仕事台
(
しごとだい
)
の
上
(
うえ
)
へ
前屈
(
まえかが
)
みになって、
朋輩
(
ほうばい
)
と
話
(
はなし
)
をしました。
風雨の晩の小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
また、
工場
(
こうじょう
)
の
窓
(
まど
)
からは
青
(
あお
)
い
服
(
ふく
)
の
職工
(
しょっこう
)
さんや
白
(
しろ
)
いエプロンの
女工
(
じょこう
)
さんたちが、
顔
(
かお
)
を
出
(
だ
)
して、ハンカチを
振
(
ふ
)
るもの、
手
(
て
)
を
挙
(
あ
)
げるもの、
遠
(
とお
)
くからこちらまでひびくように
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
じょうだんな、そんな
暇
(
ひま
)
があるかい。
小僧
(
こぞう
)
をしたり、
職工
(
しょっこう
)
になったり、いろいろのことをしたのさ。
こま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、十五、六のころ、
遠
(
とお
)
い
町
(
まち
)
のほうこうにやられて、そこで一
人前
(
にんまえ
)
の
職工
(
しょっこう
)
となったのですが、かたときも
忘
(
わす
)
れなかった、なつかしい
母
(
はは
)
は、その
間
(
あいだ
)
に
死
(
し
)
んでしまいました。
しらかばの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
夏
(
なつ
)
、
秋
(
あき
)
、
冬
(
ふゆ
)
、ほとんどおじいさんの
休
(
やす
)
む
日
(
ひ
)
はありませんでした。ちょうど百
姓
(
しょう
)
が
米
(
こめ
)
を
作
(
つく
)
ると
同
(
おな
)
じように、また、
職工
(
しょっこう
)
が
器具
(
きぐ
)
を
造
(
つく
)
ると
同
(
おな
)
じように、
魚
(
うお
)
をとるのも、
一通
(
ひととお
)
りでない
骨
(
ほね
)
おりでありました。
都会はぜいたくだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
君
(
きみ
)
は、
芸術家
(
げいじゅつか
)
だが、おれは
工場
(
こうじょう
)
で
働
(
はたら
)
いていた
職工
(
しょっこう
)
なんだ。
戦友
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“職工”の意味
《名詞》
職 工(しょっこう)
工場の労働者。
職人。
(出典:Wiktionary)
職
常用漢字
小5
部首:⽿
18画
工
常用漢字
小2
部首:⼯
3画
“職工”で始まる語句
職工場
職工服
職工頭
職工屠殺法
職工締出し