トップ
>
泣
>
なか
ふりがな文庫
“
泣
(
なか
)” の例文
阿仙
(
おせん
)
は一子の名
泣
(
なか
)
すなの一語之が養育に心を用いん事を望むの意至れり、
馬
(
うま
)
肥
(
こや
)
せの一句
造次顛沛
(
ぞうじてんぱい
)
にも武を忘れざる勇士の
志操
(
こゝろづけ
)
十分に見ゆ
松の操美人の生埋:01 序
(新字新仮名)
/
宇田川文海
(著)
『
泣
(
なか
)
んでも
可
(
え
)
え、
最早
(
もう
)
乃父
(
おれ
)
も問わんから、サア奥へ帰るが
可
(
え
)
え、』と
優
(
やさ
)
しく言った
其
(
その
)
言葉は少ないが、慈愛に
満
(
みち
)
て居たのです。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
お
峯
(
みね
)
を
泣
(
なか
)
かせし
今朝
(
けさ
)
とは
變
(
かは
)
りて
父
(
ちゝ
)
が
顏
(
かほ
)
色
(
いろ
)
いかにとばかり、
折々
(
をり/\
)
見
(
み
)
やる
尻目
(
しりめ
)
おそろし、
父
(
ちゝ
)
は
靜
(
しづ
)
かに
金庫
(
きんこ
)
の
間
(
ま
)
へ
立
(
た
)
ちしが
頓
(
やが
)
て五十
圓
(
ゑん
)
束
(
たば
)
一つ
持
(
も
)
ち
來
(
き
)
て、これは
貴樣
(
きさま
)
に
遣
(
や
)
るではなし
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
武は余りビツクリして
泣
(
なく
)
にも
泣
(
なか
)
れず、これから泣くのも、少く
締
(
きま
)
りがわるいといふ
処
(
ところ
)
で
鼻で鱒を釣つた話(実事)
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
心ならずも
商
(
あきな
)
いをしまい
夕方帰
(
かえっ
)
て留守中の
容子
(
ようす
)
を聞くと、
例
(
いつ
)
も
灯
(
ひ
)
の
付
(
つく
)
ように
泣児
(
なくこ
)
が、一日一回も
泣
(
なか
)
ぬと
言
(
いわ
)
れ、不審ながらも
悦
(
よろこ
)
んで、それからもその通りにして毎日、
商
(
あきな
)
いに
出向
(
でむく
)
に
何
(
なに
)
とても
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
▼ もっと見る
然れどもわれは
寧
(
むし
)
ろ十返舎の為に
泣
(
なか
)
ざるを得ざる悲痛あり、彼の如き豪逸なる資性を以て、彼の如きゼヌインのウイットを以て、而して彼の如くに無無無の
陋巷
(
ろうかう
)
に迷ひ、無無無の奇語を吐き
徳川氏時代の平民的理想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
淑女巨人と一堂に
集
(
つど
)
い思想を交換し事業を
画
(
かく
)
するは今汝の及ばざる所、しかれどももし汝にして四十八
文字
(
もんじ
)
を解するを得ば、聖書なる世界文学の汝とともにあるなり、以て汝を
励
(
はげま
)
し汝を
泣
(
なか
)
しむべし
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
入替
(
いれかへ
)
て
急度
(
きつと
)
辛抱
(
しんばう
)
する程にと
泣
(
なか
)
ぬばかりに
詫
(
わび
)
ければ久八も
漸々
(
やう/\
)
面
(
おもて
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
蓋原文は
言語
(
ことば
)
に近く訳文は
言語
(
ことば
)
に遠ければなり、又本多作左が旅中家に送りし文に曰く「一
筆
(
ぴつ
)
申
(
もう
)
す火の
用心
(
ようじん
)
、
阿仙
(
おせん
)
泣
(
なか
)
すな、
馬
(
うま
)
肥
(
こや
)
せ」と火を
警
(
いまし
)
むるは家を
護
(
まも
)
る第一
緊要的
(
きんようてき
)
の事
松の操美人の生埋:01 序
(新字新仮名)
/
宇田川文海
(著)
泣
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
“泣”を含む語句
涕泣
泣々
泣面
啜泣
泣出
泣吃逆
号泣
泣声
泣伏
泣顏
男泣
空泣
泣付
感泣
泣腫
泣叫
泣音
夜泣
泣訴
泣聲
...