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志賀
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しが
ふりがな文庫
“
志賀
(
しが
)” の例文
此
(
こ
)
の
話
(
はなし
)
を——
或時
(
あるとき
)
、
弴
(
とん
)
さんと
一所
(
いつしよ
)
に
見
(
み
)
えた
事
(
こと
)
のある
志賀
(
しが
)
さんが
聞
(
き
)
いて、
西洋
(
せいやう
)
の
小説
(
せうせつ
)
に、
狂氣
(
きやうき
)
の
如
(
ごと
)
く
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
削
(
けづ
)
る
奇人
(
きじん
)
があつて、
女
(
をんな
)
のとは
限
(
かぎ
)
らない
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
志賀
(
しが
)
に居る友達に相談して見るより外に道が無くなつた。
牧野
(
まきの
)
さんこそは
真実
(
ほんたう
)
に私の力に成つて呉れさうな人だ。私は一週間もそのことを考へた。
突貫
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
壮
(
そう
)
な
音色
(
ねいろ
)
、
悲愁
(
ひしゅう
)
な叫び、または
嘈々
(
そうそう
)
としてさわやかに転変する笙の
余韻
(
よいん
)
が、
志賀
(
しが
)
のさざ波へ
微
(
び
)
に
妙
(
たえ
)
によれていった——
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ワカタラシ彦の天皇(成務天皇)、近江の國の
志賀
(
しが
)
の高穴穗の宮においでになつて天下をお治めなさいました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
中大兄皇子は、後に第三十八代
天智
(
てんぢ
)
天皇とならせ給うたが、新政のために、新らしき都を選ばれる意味で、
近江
(
あふみ
)
の
志賀
(
しが
)
に都し給うた。これが大津ノ宮である。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
志賀
(
しが
)
の
山越
(
やまご
)
えといふのは、
昔
(
むかし
)
から
歌
(
うた
)
にたび/\
詠
(
よ
)
まれた、
京都
(
きようと
)
から
近江
(
あふみ
)
へ
越
(
こ
)
えるところです。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ささなみの
志賀
(
しが
)
の
大曲
(
おほわだ
)
よどむとも
昔
(
むかし
)
の
人
(
ひと
)
に
亦
(
また
)
も逢はめやも 〔巻一・三一〕 柿本人麿
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
舞台のうえに
灼熱的
(
しゃくねつてき
)
な演技となって
醗酵
(
はっこう
)
するのであったが、銀子も大阪から帰りたての、明治座の沢正を見ており、腐っていたその劇場で見た
志賀
(
しが
)
の
家
(
や
)
淡海くらいのものかと思っていたので
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
一
艘
(
そう
)
の小舟を見つけだすとともに、それへ飛び乗って
櫓
(
ろ
)
をおっとり、
粘墨
(
ねんぼく
)
のように黒い
志賀
(
しが
)
ノ
浦
(
うら
)
の
波
(
なみ
)
を切って、いずこともなく
逃
(
に
)
げのびてしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ささなみの
志賀
(
しが
)
の
辛崎
(
からさき
)
幸
(
さき
)
くあれど
大宮人
(
おほみやびと
)
の
船
(
ふね
)
待
(
ま
)
ちかねつ 〔巻一・三〇〕 柿本人麿
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
野茨
(
のばら
)
の
匂
(
にほ
)
ひがして
來
(
き
)
て、
自分
(
じぶん
)
の
行
(
ゆ
)
く
道
(
みち
)
の
傍
(
そば
)
に、ほとゝぎすの
鳴
(
な
)
く
聲
(
こゑ
)
のするところの
志賀
(
しが
)
の
山越
(
やまご
)
えよ、といふのです。かういふ
風
(
ふう
)
な
作
(
つく
)
りかへが、また
短歌
(
たんか
)
の
上
(
うへ
)
にたびたび
行
(
おこな
)
はれました。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
若帶日子
(
わかたらしひこ
)
の天皇
一
、近つ
淡海
(
あふみ
)
の
志賀
(
しが
)
の高穴
穗
(
ほ
)
の宮
二
にましまして、天の下治らしめしき。この天皇、
穗積
(
ほづみ
)
の臣等の祖、
建忍山垂根
(
たけおしやまたりね
)
が女、名は
弟財
(
おとたから
)
の
郎女
(
いらつめ
)
に娶ひて、生みませる御子
和訶奴氣
(
わかぬけ
)
の王。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
朝風
(
あさかぜ
)
にうばらかをりて、ほとゝぎす
鳴
(
な
)
くや うづきの
志賀
(
しが
)
の
山越
(
やまご
)
え
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
こころして吹け
志賀
(
しが
)
の
浦
(
うら
)
かぜ
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
志賀
(
しが
)
の
浦風
(
うらかぜ
)
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
志
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
賀
常用漢字
小4
部首:⾙
12画
“志賀”で始まる語句
志賀直哉
志賀内匠
志賀島
志賀寺
志賀屋
志賀之助
志賀晒布
志賀玄蕃
志賀磨川
志賀粟津