“灼熱的”の読み方と例文
読み方割合
しゃくねつてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ベートーヴェンの作品中でも最も人に愛される曲であり、その灼熱的しゃくねつてきな美しさは人を鼓舞してやまない。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
妻もご同門ではあり、芸術家です、どんなに、その愛情が灼熱的しゃくねつてきであろうか、と期待しましたのに、……どうも冷たい。いかにも冷やかですが、稟性ひんせいのしからしむる処ですかな。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
舞台のうえに灼熱的しゃくねつてきな演技となって醗酵はっこうするのであったが、銀子も大阪から帰りたての、明治座の沢正を見ており、腐っていたその劇場で見た志賀しが淡海くらいのものかと思っていたので
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)