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こゝろあた
ふりがな文庫
“
心當
(
こゝろあた
)” の例文
新字:
心当
想
(
おも
)
ふに
大佐
(
たいさ
)
は
暗夜
(
あんや
)
に
乘
(
じよう
)
じて、
竊
(
ひそ
)
かに
其
(
その
)
部下
(
ぶか
)
を
引連
(
ひきつ
)
れ
本邦
(
ほんぽう
)
をば
立去
(
たちさ
)
りしものならん、
此事
(
このこと
)
は
海軍部内
(
かいぐんぶない
)
に
於
(
おい
)
ても
極
(
きは
)
めて
秘密
(
ひみつ
)
とする
處
(
ところ
)
にして、
何人
(
なんぴと
)
も
其
(
その
)
行衞
(
ゆくえ
)
を
知
(
し
)
る
者
(
もの
)
なし、
只
(
たゞ
)
心當
(
こゝろあた
)
りとも
云
(
い
)
ふ
可
(
べ
)
きは
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
やがて
日
(
ひ
)
の
暮
(
くれ
)
るまで
尋
(
たづ
)
ねあぐんで、——
夜
(
よ
)
あかしの
茶飯
(
ちやめし
)
あんかけの
出
(
で
)
る
時刻
(
じこく
)
——
神樂坂下
(
かぐらざかした
)
、あの
牛込見附
(
うしごめみつけ
)
で、
顏馴染
(
かほなじみ
)
だつた
茶飯屋
(
ちやめしや
)
に
聞
(
き
)
くと、
其處
(
そこ
)
で……
覺束
(
おぼつか
)
ないながら
一寸
(
ちよつと
)
心當
(
こゝろあた
)
りが付いたのである。
夜釣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
紀念
(
かたみ
)
同樣
(
どうやう
)
と云しも謂れ
有
(
ある
)
筋
(
すぢ
)
なりと思ひしかば忠八は膝を進め
御亭主
(
ごていしゆ
)
只今の物語り拙者少し
心當
(
こゝろあた
)
り有苦しからずば其印籠を
鳥渡
(
ちよつと
)
拜見
(
はいけん
)
は成間敷哉と云に亭主は其は何より
易
(
やす
)
き事
也
(
なり
)
とて下女を
呼
(
よび
)
て其印籠を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『
何
(
なに
)
か
此事
(
このこと
)
に
就
(
つ
)
いてお
心當
(
こゝろあた
)
りはありませぬか。』と
春枝夫人
(
はるえふじん
)
に
問
(
と
)
ひかけた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
一
向
(
かう
)
御存
(
ごぞん
)
じ是なき
段
(
だん
)
仰
(
おほ
)
せ
聞
(
きけ
)
られ候と
委細
(
ゐさい
)
に申上しかば大岡殿名主用右衞門へ對はれ此儀は何ぞ文藏へ
意趣遺恨
(
いしゆゐこん
)
にても是ある者の
心當
(
こゝろあた
)
りはなきやと申さるゝに用右衞門
暫時
(
しばらく
)
考へ文藏儀は至て
實體
(
じつたい
)
なる者ゆゑ
意趣遺恨等
(
いしゆゐこんとう
)
請
(
うく
)
べき者に候は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
方々
(
はう/″\
)
心當
(
こゝろあた
)
りを
探
(
さが
)
し
𢌞
(
まは
)
つた。
夜釣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
呼出
(
よびいだ
)
され吟味ありしかど
素
(
もと
)
より知らざる趣き
明白
(
めいはく
)
也然れども外に
心當
(
こゝろあた
)
りの者や
有
(
ある
)
と
種々
(
しゆ/″\
)
尋問
(
たづね
)
らるゝと雖も一
向
(
かう
)
心當りもなしと申に奉行所に於ても其身が殺して己が家の前に
置
(
おく
)
筈
(
はず
)
は無ければ通仙に
非
(
あら
)
ぬ事は知れながら
本人
(
ほんにん
)
出
(
いで
)
ざるゆゑ
所拂
(
ところばら
)
ひとなりしかば通仙は
是非
(
ぜひ
)
なく京都へ
引越
(
ひきこし
)
苗字
(
めうじ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
當
部首:⽥
13画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許