“こゝろあた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心當60.0%
心当40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紀念かたみ同樣どうやうと云しも謂れあるすぢなりと思ひしかば忠八は膝を進め御亭主ごていしゆ只今の物語り拙者少し心當こゝろあたり有苦しからずば其印籠を鳥渡ちよつと拜見はいけんは成間敷哉と云に亭主は其は何よりやすき事なりとて下女をよびて其印籠を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なに此事このこといてお心當こゝろあたりはありませぬか。』と春枝夫人はるえふじんひかけた。
ちゝ以前いぜん持帰もちかへつた、神秘しんぴ木像もくざうあとの、心当こゝろあたりをさがところ、——にもけないまでわすれてしまつて、温泉宿をんせんやど亭主ていしゆんで、たづねたのが、つたへた双六谷すごろくだにことだつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ばうさんは一かう心当こゝろあたりがないとふやうな面持おももちをしながら、それでも笑顔ゑがほをつくり
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)