“こゝろあて”の漢字の書き方と例文
語句割合
心當100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心當こゝろあてに助十樣と御尋おたづね申せしと始終はじめをはりを物語りけるに兩人は思はず涙を流し偖々さて/\いまだ年も行ぬ身を以て百餘里のみちくだ親公おやごほね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
心當こゝろあてにかなたと思はるる方をぢつと見てゐると眞白な霧の中に薄々と、薄青いきぬを下げたやうにそれとうなづかるゝものがかすかに透かして見えた。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
今更受出されては心當こゝろあてちがうたり是と云も此質物はほか代呂物しろものと違ひ五ヶ月限りの約束やくそくにて凡六十兩程はかたく直段のある品を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
して居けるゆゑ大丈夫請出す氣遣きづかひなしとふみたればこそ嚴重きびしく催促さいそくをしたりしに今請出されては甚だ心當こゝろあて相違さうゐしたりと番頭久兵衞は小首をかたぶけしが又心中に考ふるやう此品物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)