トップ
>
平常
>
へいじょう
ふりがな文庫
“
平常
(
へいじょう
)” の例文
だから
平常
(
へいじょう
)
、
歌
(
うた
)
をおうたいになり、
鳴
(
な
)
り
物
(
もの
)
を
鳴
(
な
)
らしておいでなさるときは、けっして、さびしいということはなかったのであります。
町のお姫さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
平常
(
へいじょう
)
は
錠口
(
じょうぐち
)
より
奥
(
おく
)
、
平家来禁入
(
ひらげらいきんにゅう
)
の
場所
(
ばしょ
)
であるが、いま老臣十兵衛がさきにまわってふれてあったので、一同
表方
(
おもてがた
)
で
血戦
(
けっせん
)
してきたままの
土足
(
どそく
)
抜刀
(
ぬきみ
)
の
狼藉
(
ろうぜき
)
すがたで
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
平常
(
へいじょう
)
は、大した用事もないから大ぜいの人がいる必要はないのであった。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「こんなときにでも、おじいさんを
困
(
こま
)
らして、
平常
(
へいじょう
)
、
手足
(
てあし
)
のように
働
(
はたら
)
いている、みんなのありがたみを
知
(
し
)
らしてやれ。」と、
相談
(
そうだん
)
しました。
夏とおじいさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ぜったいにこの
場
(
ば
)
では
平常
(
へいじょう
)
の
敵味方
(
てきみかた
)
をわすれ、
仇
(
あだ
)
なく
怨
(
うら
)
みなく、たとえ
隣国
(
りんごく
)
と
交戦中
(
こうせんちゅう
)
でも、三日
間
(
かん
)
は
兵戈
(
へいか
)
をおさめて待つというのが
武門
(
ぶもん
)
のとうぜんとされている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
彼
(
かれ
)
ら、
宿
(
やど
)
なしどもは、
北
(
きた
)
といわず、
南
(
みなみ
)
といわず、
西
(
にし
)
といわず、
東
(
ひがし
)
といわず、
平常
(
へいじょう
)
諸方
(
しょほう
)
をあるきまわっていますから、
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
不思議
(
ふしぎ
)
なことを
知
(
し
)
っていました。
珍しい酒もり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
たとえなんと
世間
(
せけん
)
からいわれても、
平常
(
へいじょう
)
の
心
(
こころ
)
がけがよくないから、これもしかたがないのだ。なんにしろ、あぶない
銃
(
じゅう
)
を
打
(
う
)
つやつがいなくなって、やっと
安心
(
あんしん
)
したよ。
春はよみがえる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正吉
(
しょうきち
)
と
高橋
(
たかはし
)
は、
同
(
おな
)
じ
種類
(
しゅるい
)
の
学校
(
がっこう
)
でありましたので、
平常
(
へいじょう
)
も
往来
(
おうらい
)
をして、
自分
(
じぶん
)
たちの
希望
(
きぼう
)
を
物語
(
ものがた
)
ったり、
身
(
み
)
のまわりにあったことなどを
打
(
う
)
ち
解
(
と
)
けて、
話
(
はな
)
し
合
(
あ
)
ったのでした。
世の中へ出る子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もうじきに
冬
(
ふゆ
)
の
体
(
やす
)
みがくるのでした。そろそろ
学校
(
がっこう
)
では
試験
(
しけん
)
が
始
(
はじ
)
まりました。
算術
(
さんじゅつ
)
は
平常
(
へいじょう
)
の
点数
(
てんすう
)
が
試験
(
しけん
)
に
関係
(
かんけい
)
しますので、みないっしょうけんめいに
勉強
(
べんきょう
)
をいたしました。
残された日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
平常
(
へいじょう
)
、むだづかいをせずにためていた
金
(
かね
)
があるので、これから、
宿屋
(
やどや
)
で
泊
(
と
)
まろうと、すでに
顔
(
かお
)
なじみの
口入
(
くちい
)
れ
屋
(
や
)
へいこうと、その
心配
(
しんぱい
)
はないけれど、さすがに
心細
(
こころぼそ
)
く
思
(
おも
)
いました。
だまされた娘とちょうの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
平常
(
へいじょう
)
、
女
(
おんな
)
のほうは、
子供
(
こども
)
らとオルガンにあわせて、
讃美歌
(
さんびか
)
をうたい、また
希望者
(
きぼうしゃ
)
に
英語
(
えいご
)
を
教
(
おし
)
えたりしました。そして、
青年
(
せいねん
)
のほうは、
子供
(
こども
)
らに、
手工
(
しゅこう
)
のけいこをしたり、
自由画
(
じゆうが
)
をかかせたりしました。
天女とお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
“平常”で始まる語句
平常着
平常衣
平常服
平常帯
平常底
平常心
平常穿
平常著
平常通
平常遣