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兵戈
ふりがな文庫
“兵戈”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
へいか
75.0%
へいくわ
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
へいか
(逆引き)
畢竟
(
ひっきょう
)
南北相戦う、調停の事、
復
(
また
)
為
(
な
)
す能わざるの
勢
(
いきおい
)
に
在
(
あ
)
り、今に
於
(
おい
)
て
兵戈
(
へいか
)
の
惨
(
さん
)
を除かんとするも、五
色
(
しき
)
の石、聖手にあらざるよりは、之を
錬
(
ね
)
ること難きなり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
明治十年の
西郷戦争
(
さいごうせんそう
)
に、彼の郷里の熊本は
兵戈
(
へいか
)
の中心となったので、家を
挙
(
あ
)
げて田舎に避難したが、オブチと云う飼犬のみは如何しても
家
(
うち
)
を守って去らないので
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
兵戈(へいか)の例文をもっと
(3作品)
見る
へいくわ
(逆引き)
「三百年も天下太平を
齎
(
もたら
)
した徳川家が、
兵戈
(
へいくわ
)
も交へずして、こんなに簡単に政権をなげ出すとは、不思議千万である。
欧羅巴
(
ヨーロツパ
)
には、こんなバカ/\しい政変は
嘗
(
かつ
)
てない。」
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
危急存亡の
秋
(
とき
)
切迫すること間髪を容れず、
抑々
(
そも/\
)
昨年来一時の平和の形をなすと
雖
(
いへど
)
も、大小藩主
各
(
おの/\
)
狐疑を抱き、天下人心
恟々然
(
きよう/\ぜん
)
として、その乱れること百万の
兵戈
(
へいくわ
)
動くより恐るべし……
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
兵戈(へいくわ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“兵戈”の意味
《名詞》
刃物と戈。
戦い。戦争。
(出典:Wiktionary)
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
戈
漢検1級
部首:⼽
4画
“兵”で始まる語句
兵児帯
兵
兵部卿
兵士
兵糧
兵隊
兵庫
兵衛
兵燹
兵站
“兵戈”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
幸田露伴
菊池寛
吉川英治