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やたい
ふりがな文庫
“
屋台
(
やたい
)” の例文
旧字:
屋臺
三
人
(
にん
)
は
一人
(
ひとり
)
ずつその
屋台
(
やたい
)
の
前
(
まえ
)
に
立
(
た
)
って、
小
(
ちい
)
さな
穴
(
あな
)
をのぞいてみました。すると、それには
不思議
(
ふしぎ
)
な、ものすごい
光景
(
ありさま
)
が
動
(
うご
)
いて
見
(
み
)
ました。
夕焼け物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大詰の大戦争の駢馬三連車も人を驚かせるが、この踊り
屋台
(
やたい
)
然たる戦車の上に六人の銃手が銃口を揃えてるのは
凄
(
すさ
)
まじい。
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
当年は不景気でもあり、国家多事の際でもあるので、
山車
(
だし
)
も
屋台
(
やたい
)
もできなかったが、それでも近在から人が出て、紅い半襟や
浅黄
(
あさぎ
)
の袖口やメリンスの帯などがぞろぞろと町を通った。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
不潔なモルフィネ中毒患者を
装
(
よそお
)
って、よろよろ歩いていたし、一方ルーズベルトの特使の方は、
男使
(
だんし
)
と
女使
(
じょし
)
の二人組で
街頭
(
がいとう
)
一品料理は如何でございと
屋台
(
やたい
)
を引張って触れて歩いていたのである。
共軛回転弾:――金博士シリーズ・11――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
毎晩酒の
気
(
け
)
を、切らしたことがないという噂でした。家でも飲むし、もちろん外でも飲む。駅近くの飲み屋や
屋台
(
やたい
)
で、とぐろを巻いている猿沢の姿を、蟹江はしばしば見かけることがありました。
Sの背中
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
▼ もっと見る
そのそばへいって、
屋台
(
やたい
)
にさしてあるいろいろな
色紙
(
いろがみ
)
で
造
(
つく
)
られた
小旗
(
こばた
)
の
風
(
かぜ
)
になびくのを
見
(
み
)
たり、チャルメラの
音
(
おと
)
を
聞
(
き
)
こうと
思
(
おも
)
いました。
子供の時分の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
城跡
(
しろあと
)
のところにいきますと、いつもおじいさんが
屋台
(
やたい
)
を
下
(
お
)
ろす
場所
(
ばしょ
)
に
屋台
(
やたい
)
が
置
(
お
)
いてありました。そこからチャルメラの
声
(
こえ
)
が
聞
(
き
)
こえてきました。
子供の時分の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すると、あちらの
浜辺
(
はまべ
)
の
方
(
ほう
)
から、
一人
(
ひとり
)
のじいさんが一つの
小
(
ちい
)
さな
屋台
(
やたい
)
をかついで、こっちに
歩
(
ある
)
いてくるのに
出
(
で
)
あいました。
夕焼け物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ずっと
以前
(
いぜん
)
から、この
村
(
むら
)
に
一人
(
ひとり
)
のあめ
売
(
う
)
りじいさんが
入
(
はい
)
ってきました。チャルメラを
吹
(
ふ
)
いて、
小
(
ちい
)
さな
屋台
(
やたい
)
をかついで
町
(
まち
)
の
方
(
ほう
)
からやってきました。
子供の時分の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しまいには、
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
から
降
(
お
)
りてきて、
屋台
(
やたい
)
の
上
(
うえ
)
に
止
(
と
)
まるようになり、それから、おじいさんの
肩
(
かた
)
の
上
(
うえ
)
に、
手
(
て
)
の
上
(
うえ
)
に
止
(
と
)
まるようになったのであります。
からすの唄うたい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
子供
(
こども
)
らは、おじいさんのまわりに
寄
(
よ
)
ってきました。おじいさんは、
町
(
まち
)
の
四
(
よ
)
つ
角
(
かど
)
のところにくると
屋台
(
やたい
)
を
下
(
お
)
ろしました。
からすの唄うたい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おじいさんは、
青
(
あお
)
や、
赤
(
あか
)
や、
黄色
(
きいろ
)
の
小旗
(
こばた
)
の
立
(
た
)
ててある
屋台
(
やたい
)
のかたわらに
立
(
た
)
って、おもしろい
節
(
ふし
)
で
唄
(
うた
)
をうたいました。
からすの唄うたい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
年
(
とし
)
の
春
(
はる
)
の
長閑
(
のどか
)
な
日
(
ひ
)
のこと、
花
(
はな
)
の
下
(
した
)
にあめ
売
(
う
)
りが
屋台
(
やたい
)
を
下
(
お
)
ろしていました。
屋台
(
やたい
)
に
結
(
むす
)
んだ
風船玉
(
ふうせんだま
)
は
空
(
そら
)
に
漂
(
ただよ
)
い、また、
立
(
た
)
てた
小旗
(
こばた
)
が
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
かれていました。
犬と人と花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おじいさんが、
柳
(
やなぎ
)
の
木
(
き
)
の
下
(
した
)
で、アイスクリームの
屋台
(
やたい
)
を
出
(
だ
)
して、つくねんと、こちらを
見
(
み
)
て
笑
(
わら
)
っていました。
少年
(
しょうねん
)
は、おじいさんに、このことを
聞
(
き
)
いてみようと
思
(
おも
)
いました。
サーカスの少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのつぎには、カチ、カチと
拍子木
(
ひょうしぎ
)
を
鳴
(
な
)
らして
紙芝居
(
かみしばい
)
が、
原
(
はら
)
っぱへ
屋台
(
やたい
)
をおろしたのです。
左ぎっちょの正ちゃん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、
娘
(
むすめ
)
の
一人
(
ひとり
)
がいいますと、じいさんはかついでいた
屋台
(
やたい
)
を
降
(
お
)
ろして、
笑
(
わら
)
って
夕焼け物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あちらへ、
赤
(
あか
)
い
風船球
(
ふうせんだま
)
を
売
(
う
)
る
屋台
(
やたい
)
がでました。また、
金魚売
(
きんぎょう
)
りが、
荷
(
に
)
をおろしていました。まわりへこどもらが、
集
(
あつ
)
まっています。その
風景
(
ふうけい
)
は、
今
(
いま
)
も
昔
(
むかし
)
と、すこしの
変
(
か
)
わりもありません。
新しい町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“屋台”の意味
《名詞》
屋台(やたい)
屋根を付けた移動式の台、またはみせ。
「踊り屋台」の略。
小さく粗末な家。
《動詞》
でみせ、露天
屋台骨
(出典:Wiktionary)
“屋台”の解説
屋台(やたい)とは、屋根が付いていて、移動可能で、飲食物や玩具などを売る店舗。
(出典:Wikipedia)
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
台
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
“屋台”で始まる語句
屋台店
屋台骨
屋台踊
屋台車
屋台囃子