“やたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
屋台55.0%
屋臺15.0%
家台10.0%
冶態5.0%
家臺5.0%
家體5.0%
矢台5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大詰の大戦争の駢馬三連車も人を驚かせるが、この踊り屋台やたい然たる戦車の上に六人の銃手が銃口を揃えてるのはすさまじい。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
屋臺やたいちかよるいとのねや
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
わたしは遠慮なしに飲んで食って、踊りの家台やたいの噂などをしていたが、雨はだんだん強くなるばかりで、家の老婢ばあやがあわてて軒提灯や飾り花を引っ込めるようになって来た。
半七捕物帳:05 お化け師匠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
妖姿冶態正春闌 妖姿ようし 冶態やたい まさはるたけなわなり
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
家臺やたいをゆする物音や
煤掃 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
藁葺わらぶきの古びたる二重家體やたい。破れたる壁に舞樂の面などをかけ、正面に紺暖簾のれんの出入口あり。下手しもてに爐を切りて、素燒の土瓶どびんなどかけたり。庭の入口は竹にて編みたる門、外には柳の大樹。
修禅寺物語 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
それが行列を為しほこを出し、やまを出し、矢台やたいを出すというような儀式、これは皆インドの儀式に相違ない。